プログレッシブ エンハンスメントとは?Googleの推奨するサイト構築法

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 SEO

   
 
   

プログレッシブ エンハンスメントとは?

2014年10月末にGoogleはウェブマスター向けに技術に関するウェブマスター向けガイドラインを更新しましたというアナウンスをしました。

今回はこの公式発表内にもありました『プログレッシブ エンハンスメント』についてです。

プログレッシブ エンハンスメントとは?どんな意味?

プログレッシブ・エンハンスメントとは、言葉を分解すると次のような英語です。
■プログレッシブ・・・進歩的、進行形の、進行性の
■エンハンスメント・・・改良、強化

余計に意味がわからなくなりそうですね。

プログレッシブ・エンハンスメントとは、IE7やIE8で表示した場合も最新のChromeで表示した場合も、同様のテキストコンテンツを確認できるようにしましょう、そんな考え方です。
最新のCSS3を取り入れてビュンビュン動くサイトも良いけれど、IE8から見た時にビュンビュン動かないけど文章や指し示す画像はきちんと確認できるようにしましょうという事で、最新の進化したブラウザ向けにサイト改修を行う際に、旧ブラウザをフォローするべしとなりますね。

Googleが推奨するプログレッシブ エンハンスメントの考え方を実行するには?

重要なポイントをまとめます。

ブラウザ間における
・html
・css
・js
・フラッシュなど
で、一部ブラウザではフォローされていないマークアップを行う場合、非対応ブラウザ用の代替マークアップを用意する、又はマークアップを再構築する

css等の対応状況を確認する

参考にしたいサイトがいくつかあります。
ここでは、サイトの最適化を行う方々に知っておくべき2サイトを掲載しておきます。

ブラウザ別のHTML5 & CSS3 サポート状況一覧(英語)

css3_1
http://fmbip.com/litmus/
動きのあるサイトやcssでリッチなグラデボタン、擬似クラスを用いたマークアップ時にどのブラウザへのフォローが必要かさっと確認できる便利な一覧表です。
現在ドラフト仕様であるcss3。今後のW3Cの発表にあわせ編集が継続されることを願っているページです。

ブラウザ別の対応状況を検索(英語)

css3_2
http://caniuse.com/
先のサイトは一覧でしたが、こちらは検索できることがメインのサイトです。
マークアップ中に気になったらさっと検索できることがこのサイトの魅力です。

誰でも閲覧できることが最重要

以前Googleがレスポンシブデザインを推奨し、日本でもレスポンシブデザインでのサイト構築が増えていると聞きます。
今回のプログレッシブ エンハンスメントと共通して言えることは
『誰でも閲覧できること』

ブラウザやデバイスにとらわれず、同一のコンテンツを正しく見せることがSEOの基本となってきました。
あまりに当たり前といえば当たり前の事ですが、多くのサイト管理者にとってSEOがより分かりやすい存在となってきていることは良いことだと思っています。

ということで、今回はここまで。
読んでおしまいではなく、是非自社サイトをIE7等のブラウザでチェックして下さい。

 

関連記事

URLにwwwはつけるべき?

URLはwww.があったほうがSEO効果が高い?

一昔前、ウェブサイトは大企業しか作っていない頃のお話。 この頃はウェブサイトはwww.exam

記事を読む

SEOエンジニアの業務とは?

SEOエンジニア・SEOスペシャリストとは?仕事内容は?

つい先日もSEOエンジニアという職種について質問を受けました。 やはり、WEBデザイナーや

記事を読む

コンテンツSEOセミナー開催しました(過去形)

コンテンツSEOセミナーへのご参加ありがとうございました。

昨日(2015年2月24日火曜日)コンテンツSEOセミナーを開催させて頂きました。 急な開

記事を読む

9月26日のパンダアップデートで順位が下落した?

2014/09/26のパンダアップデートについて(Googleアップデート)

もう10月ではありますが、僅かながらアップデートの影響を感じる点や、今後のアップデートの方向

記事を読む

メタディスクリプションのSEO効果って?

SEO目的のmeta description(メタ ディスクリプション)はやめにしないか?

この記事は、meta descriptionタグのSEO効果とアクセスアップについて記述して

記事を読む

インハウスSEOのチェックシート

インハウスSEO用に84項目のチェックリスト(内部SEO中心)を公開しました

新年度も始まったということで、内部SEOを中心とした対策箇所のチェックリストを公開しました。

記事を読む

コンテンツ設計には、検索意図と本質的な希望の把握が大切

コンテンツ設計におけるサーチインテント(検索意図)と本質的な希望の違い

最近では、ウェブサイトの構築・メディアサイトの構築時に、各キーワードの検索数や難易度、ページ単位

記事を読む

背景色と文字色の推奨される明度差は?

SEOスパム?守るべき背景色と文字色の明度差

先日、googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみたにおいて、

記事を読む

2019年のSEO

2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと思います。情報を丁寧に書こうと

記事を読む

キーワードの作り方と選び方

キーワードの作成と選定

今回は、コンテンツを作成する際に『どのキーワードで上位表示を目指すか』のキーワードについてで

記事を読む

 
 
no image
2022年サーチエンジンマーケティングと周辺の話

明けましておめでとうございます。2022年です。前回から2年経過です

2020年トレンド
2020年のSEOトレンド

明けましておめでとうございます。(いまさら!)毎年書いていた年始め

2019年のSEO
2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと

Googleの個人名「ナレッジパネルの認証を受ける」の申請方法・編集

Googleで個人名検索をした際に表示される「ナレッジパネル

検索意図ドリル
コンテンツマーケティング関連本「検索意図ドリル」書きました。

ドリルを書きました。 「は?ドリル?あの漢字とかの?」 こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑