SEO対策効果を高めるためにサテライトサイトのタイムスタンプを更新するべき?

公開日: : SEO

   
 
   

タイムスタンプのみ更新すれば、新鮮なサイトだと判定されるの?
今回のお話は『タイムスタンプ』です。
先日(といっても、1ヶ月近く経過してしまった)とあるアフィリエイターの集いにお呼ばれして、わんやわんや騒いできました。
その中で、参加者の一人から
『海外サーバーで運用しているサテライトサイトは更新まで手が回らない。だから定期的にタイムスタンプだけ更新しているんだけど、続けるべき?』
と聞かれました。

ブログのネタにしたいと承諾も得たので、今日はこの辺りのお話を。

タイムスタンプとは?

ここでいうタイムスタンプとは、サイトの最終更新日時を指します。
FTPソフト(FileZillaなど)でサーバー上のファイル一覧を確認すると、ファイルアップ日が確認できるかと思います。
これをここではタイムスタンプと呼んでいます。
時刻証明や出退勤の打刻といったお話ではありません。

タイムスタンプを更新するとサイト価値は高まる?

高まりません。
私は先の質問に対し、『明日からタイムスタンプ更新はやめましょう』と言いました。

サイトの更新とSEO効果

サイトは定期的にメンテナンスされ、継続的に成長していることが望ましいことは多くの方が御存知の通り。
つまり、数週間に1度でも、記事やページの追加があったり、お知らせ欄が書き換えられたりすることが望ましいわけです。

これは、Googleがサイトの新鮮さをサイト評価の指標として持っているためです。

一昔前。
実は私もタイムスタンプを自動更新させていました。
だいぶ時間も経つので正確ではありませんが、2010年頃まではサテライトサイトのタイムスタンプをシステムで自動更新かけていました。

本当は週に1回でも記事追加等が出来ればいいのですが、コストが掛かるため他サイトのRSSを取得表示したり、JavaScriptで日付を変える等だけした上で、最終更新日時を更新していました。
当時の感覚では、クローラー巡回が増えたり、インデックスから落ちるのを防ぐ効果があると感じていました。

時は流れ、今日のSEOにおいてこの手法はまったく効きません。
場合により、スパム行為と判断されるリスクにしかなりません。

サテライトの更新頻度を保つために

ここまでの話だけでは、サイトの更新はすべきだけど、タイムスタンプ更新だけじゃダメだよね!で終わってしまうので、解決策としてスタンダードなものを下記へ記載します。
解決策が思いつかないようであれば、王道的な方法ですので参考にして下さい。

いくつかの方法はあるかと思います。
恐らく、多くの方々が悩むポイントは2つだと思います。

1.更新する記事の確保

まずはこの、記事だと思います。
どの程度のクオリティーを考えるべきかはここでは触れませんが、自ら用意するには相当な時間を要します。
特にサテライトサイトのように数百、数千の記事更新となれば尚更です。
この問題は『時間と費用』の両面からクラウドソーシングを利用するのが良いと思います。

5年前と比べ、大勢のライターに発注することは容易になりました。
また前出のサービスでは、コピペチェックツールが利用できることもあり、検収作業の時間短縮が出来るようになっています。

2.記事追加を含むサイトの修正・更新

同時に発生する悩みとして、ページの追加や内部リンクの設置といったhtml作業が挙げられます。
数十サイトであれば、毎日の手作業でこなせますが、数千サイトを週に1回ずつ更新とした場合でも 1000サイト/7日=142更新 ですから、手作業ではこなせません。
その問題を解決するひとつの方法は、WordPress等のCMS導入とメール更新です。

WordPressのようなブログ型CMSは定期更新に向いています。
また、メール投稿に対応しているCMSを選べば、都度ログインしての編集作業から開放されます。

メール投稿をする際、1000通のメールを送信するとした場合に1000通すべての件名と本文を個別のものにする必要があります。
これが一般的なメルマガソフトでは叶わないため、私はCsvMailerという有料ソフトを利用しています。※Vectorで販売されています。
非常にシンプルなソフトで、先の1000通の例で言えばエクセルで1000行のcsvファイルを作ります。
これを読み込ませて、1通ずつ配信していきます。(当然、設定後はオートです。)

宣伝をするつもりはありませんが、同様の機能をもったソフトがないため、私はこのソフトに巡りあうまでにかなり苦労した記憶があります。
同じ条件で悩んでいる方がいればご参考までに。(無料版でご自身の環境でイメージ通りに動くか確認し、自己責任で)

まとめっぽい何か

と、ここまで更新方法にもふれて見てきました。
サイトの更新は大切だが、ファイルの日時を更新するだけではダメで、記事が増えたり、ページ内が書き換わる等、意味のある更新が同時になされないと無意味となります。

SEOを知らない人にしたら当たり前の話ですが、SEOを深く考えすぎる人ほど陥りがちな点でした。
この記事を読んだのも、何かのタイミングです。しばらく更新していないサイトがあれば、更新をしてみましょう。

当然、タイムスタンプだけではなく!

 

関連記事

相互リンクはペナルティーを受ける?

相互リンクをSEO効果目的でするとペナルティーを受けるのか?2015年現在

サイトを立ち上げて間もない頃、少しでも効果があればと相互リンク獲得に躍起になるサイトオーナー

記事を読む

SEO案件のご相談を頂くために大切なこと

多くのSEO案件をご相談・ご依頼頂けるようになった理由

私のようなSEO屋でも、ご相談・ご依頼くださるクライアント様がいらっしゃいます。 有難い事に、

記事を読む

ドメイン移転時のリダイレクト設定とは

ドメイン移転の際は、.htaccessファイルでリダイレクト設定を忘れずに【必須手順】

ウェブサイトの運営過程で、サイトドメインを変更するケースもあるでしょう。 中には、あるどメイン

記事を読む

レスポンシブデザインはGoogle推奨なの?

レスポンシブデザインはSEOに有利?WordPress等のCMSでは?

この記事は、既に保有するサイトをレスポンシブ化しようか、または新規作成するサイトをレスポンシ

記事を読む

失敗したSEO例

過去に失敗したSEO施策を7例あげます

弘法にも筆の誤りと言いますが、私のようなひよっこであれば、それはもう多くの失敗をする訳です。

記事を読む

h1タグにキーワード入れるとSEO効果あるの?

h1タグのSEO効果。実験してみたらこうだったな話

タイトルタグの重要性は調査するまでもなく超重要ですが、見出しタグの効果はどうも実感できないと

記事を読む

ping送信でSEO効果はあるの?

【SEO効果】日に数回更新するブログにping送信は必要か?

あなたの運営されているブログは日に0回~5回/日程度の更新頻度ですか? であれば、ping

記事を読む

コンテンツ設計には、検索意図と本質的な希望の把握が大切

コンテンツ設計におけるサーチインテント(検索意図)と本質的な希望の違い

最近では、ウェブサイトの構築・メディアサイトの構築時に、各キーワードの検索数や難易度、ページ単位

記事を読む

サイトの信頼性を高めるページを整備しよう

ウェブサイトの信頼性向上を達成させ、アクセスを増やす方法

Googleの順位決定要素には、ウェブサイトの信頼性やウェブサイト管理者の信頼性を評価する考

記事を読む

優秀なSEOコンサルはこうあるべきだ

SEOコンサルなら強く発信し、意見は断定的であれ!

普段書かないようなポストを。 SEOとは、正解が見えないものです。ブラックボックスのアルゴ

記事を読む

 
 
no image
2022年サーチエンジンマーケティングと周辺の話

明けましておめでとうございます。2022年です。前回から2年経過です

2020年トレンド
2020年のSEOトレンド

明けましておめでとうございます。(いまさら!)毎年書いていた年始め

2019年のSEO
2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと

Googleの個人名「ナレッジパネルの認証を受ける」の申請方法・編集

Googleで個人名検索をした際に表示される「ナレッジパネル

検索意図ドリル
コンテンツマーケティング関連本「検索意図ドリル」書きました。

ドリルを書きました。 「は?ドリル?あの漢字とかの?」 こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑