2016年最新SEOトレンドは、この4つをおさえるべし

公開日: : SEO

   
 
   

blog_img150
2016年も始まって2週間。やっと今年1記事目の高橋です。
今年もよろしくお願いします。

さて、今回は2016年にどのような点がSEO施策として重視される年になるのかを見ていきたいと思います。
恐らく日頃からSEO情報をしっかり追いかけている人にとっては2015年の延長線上に読めるでしょう。
理解違いがないか、再確認もこめて読み進めて下さい。

1:キーワードではなく、検索意図!

もうGoogleは検索語句から検索意図を理解できる段階に到達しようとしています。
今までのSEOは、
『良いキーワードないかな?』
『このキーワードは検索もされていて、良さそうだ!』
『このキーワードをタイトルと本文に織り込んで記事を書こう♪』
こんな感じです。

これからのSEOは、
『良いキーワードはないかな?』
『この検索ニーズのあるキーワードの検索意図はなんだろう?』
『意図を満たすコンテンツを用意しよう!』
となります。

これは確定事項です。

人によっては、ペルソナの興味関心を調査したり、既存顧客にヒアリングを行うなどしてニーズのある企画を作成する人もいるでしょう。
これも間違いではありません。しっかりニーズがある情報であれば、必要としている人に届くでしょう。

制作と製作と作成と作製で悩んだあの頃

この原稿を読んでいる方の中にも同じ思いをした方がいると思います。
『ホームページ制作』でも『ホームページ製作』でも上位表示させたい!みたいなことです。

上記の例は厳密には少し言葉の意味が異なるため、良い例ではありませんので、より分かりやすい例を挙げてみましょう。
『巾着袋 作成方法』
というクエリがあります。
Googleでの検索結果(巾着袋 作成方法)

この検索結果では、タイトルに『作成方法』を含むページが出てきません。
どれも『作り方』を紹介している記事ばかりです。
この検索結果から、Googleは『作成方法を探しているユーザー』には、『作り方のページを返す』と良いと考えていることが読み取れます。
昨年からこの傾向は着実に進んでおり、今後範囲は着実に広がり、人の考える言葉の差は、検索エンジンが埋めてくれるようになるでしょう。

2:滞在時間や平均ページビューが新指標に

全てのコンテンツジャンルにおいて言える内容ではないため、ここで取り上げるか悩みましたが、重要度が高いためご紹介します。

今までは、キーワード単位で順位を追いかけることがSEOのほぼ全てでした。
コンテンツに注目が集まり、PVやUUを指標にする企業も増えたのが2015年だったと思います。

2016年は、ここに加えて滞在時間や平均PVも要素に加わるようになるでしょう。
というのも、多くのコンテンツではじっくり読み込まれるコンテンツが優れており、関心の強い類似コンテンツへの誘導がうまいサイトこそ、コンテンツやUIが優れたサイトだと言えるからです。
(辞書サイトなど例外となるケースや、UIが悪いために迷った結果PVが増加しているのであれば、悪い影響があるでしょう。)

年々SEO効果の測定が難解になり、かつ時間やコストがかかるようになってきています。
この多くの時間とコストをかける測定方法から、ユーザーファーストの満足度を測る測定方法にシフトするのは一理あると言えると思っています。
滞在時間の変化などは、記事単位でも測定がしやすいですから、テーマや切り口別に評価も容易になるでしょう。

3:コンテンツ量・文字量のお話

2016年も変わらず『何文字かけばいいですか?』の質問を受け続けることになるであろうと思っていますが、この答えは増え続ける傾向にあると思っています。
イベントや事件があった際の、スピードが重視されるコンテンツにおいては文字数以上に投稿された日時が重要となるケースもあるでしょう。
しかし多くのハウツー記事においては、文字量が大きな要素になると考えています。

最近はハウツー記事なら3000文字。
Doキーワードで競合が多いなら6000文字。
とお答えしています。
多ければ良いわけではなく、該当文字数に達する程度に深ぼったコンテンツを作る必要があるといった意味ですので、誤解無いように。

4:再帰する”誰が”の視点

オーサーランクが盛り上がったのはいつだったかと思い返してみましたが・・・。
今年は再度、『誰が書いた記事か』や『誰が選んだ記事か』を大切にすべき年となるでしょう。
当たり前といえば当たり前ですが、人は専門家や権威ある方の言葉に強く関心があります。
それは、各人の言葉を鵜呑みするほかないようなスキルレベルであれば、尚の事そうだと思います。

  • ブログの読者が多いと素晴らしいのか
  • 書籍をたくさん出していると素晴らしいのか
  • 大学の教授だと素晴らしいのか
  • 人気セミナー講師だと素晴らしいのか
  • 上場企業の社長だと素晴らしいのか
  • テレビに出てるから素晴らしいのか

は、これを読んでいる方のそれぞれの事業ジャンルや市場でお考え頂ければ良いかなと思います。

さいごに

ここで取り上げた以外にも、昨年に続きモバイルデバイス向けの施策をどんどん打ち出す必要があると考える方やSNSとの連携に力をいれるべきだと考える方など多様な意見があるでしょう。
当然これらを否定することはありませんが、特に2016年でウエイトが高まったり、多くの人が意識するであろうテーマ4つをピックアップしました。

あくまでSEOの現場にどっぶりはまる人間の予測でしかありませんので、賛同批判ご自由にどうぞ。

 

関連記事

サイトの信頼性を高めるページを整備しよう

ウェブサイトの信頼性向上を達成させ、アクセスを増やす方法

Googleの順位決定要素には、ウェブサイトの信頼性やウェブサイト管理者の信頼性を評価する考

記事を読む

SEOテキスト広告とは?

SEOテキスト広告って?テキストリンク広告の選び方

SEOテキスト広告をご存知ですか? 無理やり広告と付けていますが、これは有料リンクサービスです

記事を読む

リスティングとSEOどっちが費用対効果が良い?

リスティング広告とSEO対策どちらが優れているか?

リスティング広告とSEOのどちらを採用すべきかについて考えていきましょう。 まず設問を全否

記事を読む

タイムスタンプのみ更新すれば、新鮮なサイトだと判定されるの?

SEO対策効果を高めるためにサテライトサイトのタイムスタンプを更新するべき?

今回のお話は『タイムスタンプ』です。 先日(といっても、1ヶ月近く経過してしまった)とあるアフ

記事を読む

サイトを多言語化する際の注意点

多言語化は気をつけないとコンテンツスパム?翻訳記事の扱いについて

2020年開催の東京オリンピックを控え、日本を訪れる観光客向けのサイト準備も重要度が増してき

記事を読む

URLにwwwはつけるべき?

URLはwww.があったほうがSEO効果が高い?

一昔前、ウェブサイトは大企業しか作っていない頃のお話。 この頃はウェブサイトはwww.exam

記事を読む

SEOの要因に直帰率は含まれるの?

SEOとの関係性。直帰率が高い、離脱率が高いと順位は落ちる?

この記事では、一般的なWEBサイトやLPへオーガニック経由でアクセスがあった場合の直帰率や離

記事を読む

2017年のSEOトレンド

2017年のSEOトレンド予測と重点対策ポイント

2017年に注力すべきSEO領域、新たにキャッチアップすべきSEO要素、SEOの歴史を振り返りな

記事を読む

背景色と文字色の推奨される明度差は?

SEOスパム?守るべき背景色と文字色の明度差

先日、googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみたにおいて、

記事を読む

オーサーランクを上げるのが大事なの?

オーサーランクは気にするな!多過ぎる勘違い

Googleがオーサーシッププログラムを終了した現在において、オーサーランクにおける勘違いを

記事を読む

 
 
no image
2022年サーチエンジンマーケティングと周辺の話

明けましておめでとうございます。2022年です。前回から2年経過です

2020年トレンド
2020年のSEOトレンド

明けましておめでとうございます。(いまさら!)毎年書いていた年始め

2019年のSEO
2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと

Googleの個人名「ナレッジパネルの認証を受ける」の申請方法・編集

Googleで個人名検索をした際に表示される「ナレッジパネル

検索意図ドリル
コンテンツマーケティング関連本「検索意図ドリル」書きました。

ドリルを書きました。 「は?ドリル?あの漢字とかの?」 こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑