これが推奨ドメインだ!日本語ドメイン非推奨のわけ
公開日:
:
最終更新日:2015/06/08
SEO
数千の種類があるドメイン。
ここでは、これから新規にドメインを取得しサイトを立ち上げようとする方に有益な情報しぼって掲載していきましょう。
gTLD、ccTLD、sTLD、日本語ドメインの説明を少し
簡単に言えばドメインには
- こんなサイトジャンルに最適!なドメイン
- この国のサイトに最適!なドメイン
と2種類あります。
さらに日本であれば英数字ではなく日本語での利用が可能な『日本語ドメイン』という特殊なものがあります。
どのドメインを選ぶと良いの?
ここからは日本国内で商売をする前提で書いていますため、異なる方は一部置き換えてご確認下さい。
まず結論ですが、
法人ならば『.co.jp』
個人事業主ならば『.jp』
※日本だからjpです。海外で事業をされる場合や海外を拠点とする場合、海外の方に見てもらうサイトの場合にはこの限りではありません。
なぜjpドメインを選ぶのか
簡単な理由で、Googleはそのサイトが属する国を判断する際に
・言語
・サーバーのIPから見た地理
・ドメイン(国別トップレベルドメインの場合)
をチェックしています。
日本人を対象にした日本語サイトであれば
・言語は日本語
・サーバーは日本国内に設置
となります。さらに
・ドメインは.jp
であると尚良い為です。
特に『.co.jp』や『.ne.jp』は法人格をもつ国内企業が一つだけ保有できるとなっていますから、企業の存在証明効果がありサイト利用者にすると企業認証SSLと似通った効果を得られると考えられます。
.comや.netはだめ?.jpn.comは?
comやnetの利用を否定しません。
何よりこのブログも.netドメインで運用しています。
前述の通り、国別ドメインを用いるプラスαがjpにはありますから、netやcomがベストにはなりません。
ただ、年間のドメイン費を含めて考えた場合については費用に対する考え方が企業により異なりますし、弊社等WEBビジネスを行う企業の場合、相当数のドメインを保有しているため1個の価格差は2000円や3000円であっても1000個や2000個といったまとまった数になった場合を考慮し安価なドメインを選択する場合もあろうかと思います。
ただし、.jp.netと.jpn.comはおすすめしません。
悪意のあるサイトに多用されている為か、一部ブラウザやSNSでフィルターにかかる場合があるようです。
ドメイン選択にリスクをとることは不要ですから、上記2種は排除すべきです。
また、新設されたgTLD(ここでは新gTLDと呼んでいます。)については新gTLDのドメインレジストリが事業継続を断念した場合を考慮する必要があります。
.comには.comを管理するレジストリという団体があります。
.clothingにも.clothing管理するレジストリがあります。
当然、人気となったドメインと人気の出なかったドメインとに分かれます。
人気が出ることでポピュラーなドメインとなればより一層普及します。
その時、人気の出なかったドメイン管理団体は・・・。
こういった僅かなリスクをどう見るか、もしくは無駄なリスクを取りたくないと考えるかといったお話。
日本語.jpはどう?
現状のアルゴリズムでは、日本語ドメインによるドメイン名一致によるSEO効果は極端に低いと言えます。
かなり意図的な抑制がなされていると言えるでしょう。
過去にあった日本語ドメインを用いたSEO手法が再度注目されることはまずないでしょう。
日本語ドメインを用いた手法で超ビックキーワードでも大量上位表示が可能だった奇跡の1週間が再度訪れることはないでしょう。
(Yahoo!のバグで日本語ドメインが簡単に1位表示してしまう嘘のような本当の話が過去に起きました。)
何よりも現在のリンクを受ける際のアンカーテキストに対するアルゴリズムを見ていて、日本語ドメインの場合でアンカーテキストがドメイン名となる場合に非常に高いリスクを感じます。
何を言ってるんだ?って文章ですねw 次に例示します。
href=”http://日本語.jp”>日本語.jp</a
このようなリンクを大量に受けた場合、スパム判定を受けるでしょうから、英数字ドメインに比べて自然にスパム判定されやすいと言えます。
こういった理由から、今後は日本語ドメインを選択する理由は少なくなるでしょう。
何よりも日本語ドメインだと長いですし。SEO効果の高いURLの決め方。日本語?英語?数字?長さは?で長さについては言及しています。よろしければご参考にして下さい。
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