Page Speed Insightsの点数を上げる「圧縮を有効にする」の方法説明
公開日:
:
最終更新日:2015/06/08
SEO
昨年末に投稿したページ表示速度の改善方法【続編】内にて、gzip圧縮や画像の最適化について触れておりました。
実は、当ブログの大半のページにおいて画像最適化まで完了しています。
GTmetrixやGoogleのPage Speed Insightsにおける最適化項目でご質問も多い箇所のため、今更ながらポストを書いています。
べ、別に忘れてたわけじゃないんだからね///
Page Speed Insightsで修正が必要だと言われたら
Google Page Speed Insightsはご存知ですね?
⇒https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
あなたのサイトURLを入力し、分析したら次のようなエラーが出たとします。
gzip や deflate を使用してリソースを圧縮することで、ネットワークで送信されるバイト数を減らすことができます。
この場合、gzip圧縮をすることでこのエラーは解消されます。
では方法を見て行きましょう。
圧縮しましょ
難しく考える必要はありません。
一般的な共用サーバー(レンタルサーバー)利用している場合、ステップは
- サーバーでmod_deflateモジュールがオンになっているか確認する
- .htaccessファイルを編集、上書きする
- 表示に問題がないか確認する
こんな流れです。
トラフィックの多いサイトであれば、テスト環境でテストの上、実施しましょう。
では、これら項目を誰でにも分かりやすく説明していきましょう。
サーバーでmod_deflateモジュールがオンになっているか確認する
最近ではmod_deflate対応のサーバーも増えてきました。
- エックスサーバー
- さくらインターネット
- コアサーバー
なんかは昨年末時点で対応となっているかと思います。
あなたのご利用中サーバーでもgzip圧縮が行えるか、問い合わせすることが確実です。
「mod_deflateモジュールはオンになっていますか?」
と質問してみましょう。
「オンになっています」⇒やったね!
「導入していません」⇒(´・ω・`)ショボーン
専用サーバー等、ご自身で運用されているケースではサーバー管理者と相談の上進めましょう。
モジュールの読み込み等、設定が必要な方はhttpd.confへ追記しましょう。
.htaccessファイルを編集、上書きする
gzip圧縮はhtmlやcss、jsに画像などを圧縮転送することが可能です。
ただ、古いブラウザでは対応していないケースがあること。
画像はgzip圧縮転送をしてもほぼ転送量に変化がないことを覚えておきましょう。
※gzipは度々繰り返される文字列を置き換えて圧縮する手法です。この為、画像の圧縮は不向きです。
.htaccessファイルへ追記する際には、非対応のブラウザ(90年代の化石ブラウザ)を指定することと画像は圧縮から外すことをマークアップするとよいでしょう。
<IfModule mod_deflate.c> SetOutputFilter DEFLATE BrowserMatch ^Mozilla/4 gzip-only-text/html BrowserMatch ^Mozilla/4.0[678] no-gzip BrowserMatch bMSI[E] !no-gzip !gzip-only-text/html SetEnvIfNoCase Request_URI .(?:gif|jpe?g|png|ico)$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI _.utxt$ no-gzip #DeflateCompressionLevel 4 AddOutputFilterByType DEFLATE text/plain AddOutputFilterByType DEFLATE text/html AddOutputFilterByType DEFLATE text/xml AddOutputFilterByType DEFLATE text/css AddOutputFilterByType DEFLATE application/xhtml+xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/rss+xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/atom_xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-javascript AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-httpd-php </IfModule>
gzip圧縮で転送するよ!
Mozillaのver4や特に4.0xへの転送は圧縮なしで行くよ!
IEの場合や画像の場合は特記事項を加えたよ!
圧縮するリストをダーーッと書くよ!
といった意味のものが上です。
これをhtaccessファイルに書き加えましょう。
php等のフィルタがあれば、その後ろにしましょう。
表示に問題がないか確認する
前項までで作業は完了です。
表示に不具合がないかチェックしましょう。
最後に、念のためチェックしましょう
ここまでの作業が完了したら、再度Page Speed Insightsで確認しましょう。
Google以外にもGZipTestが行えるサイトもあります。
http://www.gidnetwork.com/tools/gzip-test.php
英語サイトですが、フォームにURLを入れてcheckボタンを押すだけです。
赤線を引いた部分がYESになっていれば、無事gzip圧縮転送となっています。
次回は画像の圧縮について記事にしたいと思っています。
関連記事
-
-
alt属性にSEO効果を期待するなかれ
alt属性について誤った理解をされているケースが散見されますが、alt属性は写真や画像が表示
-
-
ドアページとはスパム行為なの?
ドアページを大量に生成し検索エンジン経由でのアクセスを得ようとするサイト管理者は今でこそほと
-
-
コンテンツ内に入力ミス(誤字脱字)があるとSEO視点で減点になるの?
ブログやサイトへコンテンツの追加を行う。作業内でタイピングミスが発生し、そのまま放置されてい
-
-
ブラックハットSEOの手法を正しく理解して欲しい(切実に)
当ブログでは、内部ソースの最適化やコンテンツの最適化をテーマにした記事や、サイトの表示速度に関す
-
-
SEOとキーワード数(メタタグ・タイトル・1ページ内)の正しい設計
この記事は、ご自身でサイト上位表示に取り組む方向けの内容です。 htmlタグのお話が登場します
-
-
Googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみた
この記事はGoogleのガイドラインに違反し、インデックス削除を含むペナルティを受けた人の役
-
-
相互リンクをSEO効果目的でするとペナルティーを受けるのか?2015年現在
サイトを立ち上げて間もない頃、少しでも効果があればと相互リンク獲得に躍起になるサイトオーナー
-
-
大きな順位変動2014-12-06 アップデートがあったのか?
ここ数日、順位に大きな変動が見うけられます。(2014/12/4~12/6付近で大きな変動が
-
-
内部リンクを最適化しよう(実務者用ハイレベル)
今回は前回の2014/09/26のパンダアップデートについて(Googleアップデート)の最
-
-
無料のSEOツール!プロが使う七つ道具!(順位チェック・被リンクチェック・検索ボリュームの取得・サイト表示速度・他)
インハウスでSEOを進めるなら、活用したいツールを一挙にご紹介。 日頃の作業を効率よく進めるた
- PREV
- SEOに効くコンテンツの作り方とは?
- NEXT
- ブログのドメイン移転をしました