ドアページとはスパム行為なの?
ドアページを大量に生成し検索エンジン経由でのアクセスを得ようとするサイト管理者は今でこそほとんどいませんが、ドアページがスパム行為であることに気付いていない管理者も多数いました。
今回のテーマは「ドアページ」についてです。
一部サイト管理者間での議論に
「許されるドアページ」と「許されないドアページ」があるそうです。
このような「都市伝説?」にも触れていきたいと思います。
ドアページとは?
そもそもドアページとはなんですか?という疑問にお答えします。
ドアページの極端な例は、ページの中央にドンと他ページヘのリンクを設置したページです。
検索エンジンからアクセスしたページそのものに価値はなく、検索エンジン上で上位表示させることだけを目的に作成され、本質のページヘリンクを設置したいわば中継ページです。
建物に例えてみるといかにドアページが不要なものか分かります。
廊下にあるいくつかの扉のうち一つを開けたらまた廊下だった
こういったドアページが無くならない背景には、動的な生成ページの存在があります。
ECサイト等で多数の商品を扱っているサイトの場合、カテゴリの一覧ページがあると思いますが、動的に生成され、かつ商品詳細ページとのコンテンツ重複が起きやすい一覧ページは上位表示されにくいのです。
このため、上位表示され辛い一覧ページに変わってドアページを設けるサイト管理者が多数いるのでしょう。
許されるドアページは存在するの?
許されるならばそれはドアページではないはずです。
許されるドアページは存在しません。
一般に許されるドアページと呼ばれるものには2種類があります。
有益そうなコンテンツを大量に入れたドアページ
関連するコンテンツをガンガン追加したドアページです。
もはや見た目は辞書コンテンツページのようになっている場合すらあります。
しかしページの本質はリンク先ページヘの移動であり、そのページそのものに価値はありません。
オリジナルなコンテンツを丁寧に追加することで現状の検索エンジンからはつまみ出されていないだけであり、これはドアページ、つまりスパムページです。
検索意図をくんだショップのメッセージがある特集ページ
ショップで言うカテゴリに該当するページに変わり、特集ページを設けているサイトがあります。
これは、ドアページとしての役割ではなく、該当カテゴリに所属する商品数や価格帯、特におすすめの商材を紹介するなどし、一覧ページにショップスタッフの意見を組み込んだ独自のコンテンツページになっているものです。
特に注目すべきは、検索意図が曖昧なユーザー層に対し、更なる絞り込みや提案を行う特集ページの存在です。
これらページはドアページとは呼ばず独自の価値を持っており、今後もコンテンツが評価される限りスパムページとなることは無いでしょう。
地域名での無価値なページも
少しドアページとはズレますが、タイトルに地域名を入れた無価値なページの量産も限りなくドアページに近いと考えています。
商品PR部分がコンテンツ重複になることから、現在のアルゴリズムではほぼ壊滅状態ですが、コンテンツ重複を避けドアページ的役割に徹しているページを見かけます。これらも近く一掃されることになるでしょう。ペナルティを受けてからではリカバリーに苦労するスパムですから公式サイトで該当のスパムを行っている場合には、早期の編集をオススメします。
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