ブログの更新頻度を上げるとSEO対策効果も上がる?トップページの場合には?
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最終更新日:2015/06/08
SEO
あなたがブログを定期更新している場合にはきっと更新頻度で一度は悩んだことでしょう。
また、下層ヘ記事の追加を行っていてもトップページはあまり編集をしない場合、今のままでいいのでしょうか?
今回はこれら更新頻度が検索順位決定上、要素となり得るのかを見ていきます。
ブログの更新頻度
ブログの更新頻度は月1でも良いですか?週1ですか?こういったご質問を頂くケースが最近増えました。
恐らく、コンテンツマーケティング実施にあたり、誰もが疑問に思うポイントだと思います。
まずはじめに結論から言いますと、更新頻度を上げること=順位上昇ではありません。
更新頻度をある程度以上に保つことは重要だと思います。というのは、更新を怠るとサイト内の情報は古い情報が中心となってしまいます。
また更新をしなければページも増えませんので、内部リンク数も増加しません。
これらを複合的に考えた結果、一定の更新頻度を保つこと(更新頻度を高く保つこと)は、順位アップに貢献します。
目指すべき更新頻度
一般的なブログメディアであれば、週に7回を目標にすると良いと思います。
難しい場合には、4~5回程度とすることで幾分か容易になるかと思います。
念の為、『更新』とはどのようなことを指すか確認しましょう。
ここでの更新とは、
- 新規ページを追加する作業
- 新規ページ追加に伴い、一覧ページの編集作業
- 過去記事への編集や内部リンクの追加作業(必須ではない)
上の2項目は必須とし、過去記事の編集(情報に誤りがないかの確認)や追記記事への内部リンク追加(より詳しい記事や異なる視点での記事へリンク)については、必要に応じてとしました。
この作業を1セットで、『更新』と呼んでいます。
なぜ週7回更新をベースとするのか
あなたのブログへのアクセスユーザーは『新規ユーザー』と『リピーター』で構成されます。
新規ユーザーの多くは、求める情報にたどり着くため、検索を繰り返しあなたのブログへやってきます。
あなたのブログが専門的であればあるほど、異なるキーワードで2回めの訪問をするユーザーもいるでしょう。
複数回のブログ閲覧をきっかけとしてブクマしたり、RSS登録をするケースやコンテンツに満足し今後の更新を楽しみにしRSS登録するユーザーもいるでしょう。
検索エンジン経由の新規ユーザーではなく、リピーターに絞って考えた場合、月に数回の更新では忘れ去られてしまうでしょうし、日に何度も更新をすると読みきれないと感じるでしょう。
リピーターが追加記事をしっかりと読んでくれるボリュームとして、日に1回、週に7回を目安にしました。
ビジネスマン向けであれば、平日だけの週に5回も良いでしょう。
検索エンジンの評価という側面で見れば、日に1本程度の更新を続けることで、クローラーは日に数回回ってくるようになり、インデックスまでの時間も短くなります。
クローラー順回数が増えることはより確実なページインデックスが進み、実際のサイトマップとインデックス状況がほぼ合致する状況となります。
これにより、受けるべき評価を正しく受けられ、内部リンク数も命一杯カウントされ順位アップに貢献します。
コンテンツの新鮮さという指標
私は、コンテンツの鮮度は順位決定要素になり得ると考えています。
これはタイムスタンプを確認するといった意味合いではなく、コンテンツへ変更が加えられた最終更新日を核に考えるべきだと思っています。
あるキーワードにおける検索結果で1位から10位のサイトがあり、2位~10位のサイトが一斉にサイト内コンテンツへ編集を加えたとします。
編集の結果、新しい単語が登場します。
これは、検索エンジンがユーザーの求める情報(正確な情報)に変化があったと認識するには十分な情報であり、変化があった後も更新がなされない1位サイトは、1位であり続けることがユーザー目線で利益になるかと考えれば、他の解を先に見せるべきだとの結論に至るかもしれません。
※回りくどいですが、更新しない1位サイトの順位を少し下げたほうが、検索結果として安定感があるんじゃないかな?というお話です。
ここまでで何が言いたいかというと、コンテンツの正確性を保つ上で、新鮮さは1つの指標になります。
このことから、更新頻度と混同される『新鮮さ』についても管理する必要があります。
日に10回とか更新したら順位は上がる?
日に1回のケースと比較した場合、他の条件が同一であれば10回更新するサイトがより多くのトラフィックを得ます。
またメインキーワードでの順位も上昇します。
これは、記事数が増えることでナチュラルリンク獲得のチャンスが増えることや内部リンク量が増加することに起因します。
コンテンツの質が損なわれたり、古いアーカイブページヘのリンク構造が深くなり過ぎないよう設計する必要があります。
またクローラー巡回しやすい仕組みやインデックスされないページヘ対するフォローも実施する必要があります。
これらを踏まえた上で、10回更新することは1回よりも順位上昇に貢献しますが、貢献度は10倍ではありません。
トップページの更新頻度
サイトのトップは更新が少ないものです。
頻繁に催しやキャンペーンを開催する業種であれば別ですが、コーポレートサイトであれば月に1回更新があるかないかといったサイトが多いと思います。
出来る限り定期的な更新はすべきです。いくつか更新をしっかり行うヒントを。
まず、下層ページの追加があるならばTOPから追加ページヘのリンクを設置し、クローラーを誘導しましょう。
追加したページについて触れるなどし、TOPページコンテンツの一部を編集すると良いでしょう。
下層ページの追加がない場合には、休業日の案内といった必ず定期的に発生する項目を最大限活用しましょう。
商品商材が複数ある場合には、今月のおすすめ商材をTOPで紹介するのも良いでしょう。商品の魅力を限られた文字数で紹介しましょう。ここでは該当商品のトップセールス担当が文章を考えるとよいでしょう。
まとめ
更新頻度が高いと順位がアップするのではなく、ページが増えると内部リンクが増えて順位がアップする。
更新頻度は日に1回を目標にする
同時に公開済みページに誤りがないか定期チェックし、情報を新鮮に保つことも重要。
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