レスポンシブデザインはSEOに有利?WordPress等のCMSでは?
公開日:
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最終更新日:2015/06/08
SEO
この記事は、既に保有するサイトをレスポンシブ化しようか、または新規作成するサイトをレスポンシブで作るべきか悩んでいるユーザーのお役に立つと思い書かせて頂きました。
WordPressでスマホ表示用プラグインとどちらにすべきかや、ブラウザによっては部分的に非表示にすることについても後半触れています。
この記事では
- Googleが推奨してるの?
- レスポンシブデザインにする目的?
- 実際のところレスポンシブだと順位が上がるの?
- WordPressで構築する場合、WPTouchとどちらが良い?
- display:none;を一行書くことに躊躇する
これら題材を扱っています。
Googleが推奨してるの?
Googleは3つの制作手法を推奨しています。それは、
- レスポンシブ デザイン
- 動的な配信
- 別個のモバイル サイト
詳細な説明は引用元に任せるとして、「Googleはレスポンシブデザインを推奨しているか?」という問の答えは、「推奨している」になります。
ただし誤った理解をしている方が多くいますので付け加えますが、「レスポンシブデザインでなければならない」訳ではありません。
目的を達する上で、良い方法の一つであると言うことです。
レスポンシブデザインにする目的?
最大の目的は、PCやタブレット、スマホのいずれのデバイス(端末)からアクセスしても同一の情報を表示出来る点にあります。
また、1枚のhtmlファイルで作成するため、デバイス別にページを作成する場合に比べ工数が少なくて済みます。
デバイス毎に異なるURLとし振り分けての運用を行う場合には、デバイス間でURLが異なるが同一のコンテンツであることを正しくマークアップする必要があります。(rel=”canonical”が代表的)
実際のところレスポンシブだと順位が上がるの?
順位へのプラス影響はありません。
デバイス別にページを作成しており、かつコンテンツの重複判定を受けないよう正しいマークアップを行っていないサイトとレスポンシブデザインでのサイトを比較した場合であれば、後者に軍配が上がりますが、加点よりは減点がないと考えるべきでしょう。
稀なケースだとは思いますが、PCから光回線での閲覧であっても表示に時間が掛かるサイトの場合、3G回線での表示にはストレスとなるかと思います。
この場合、直帰率や滞在時間に悪影響が現れ、その結果として順位に悪影響を与える可能性はありますので、一般的なスマホのスペックや回線状況を加味した上で、難のあるサイトに限っては、レスポンシブの採用を見送ることが減点をなくすと言えます。
WordPressで構築する場合、WPTouchとどちらが良い?
ここまでをお読み頂ければ分かる通り、PCとスマホで表示されるURLが異ならず、コンテンツにも差異がないのであれば、どちらを選択するかはサイトの開発者、運営者が扱いやすい方法を選ぶことがベストです。
WPTouchでの開発事例が多く、メンテナンス含め管理が容易であればプラグインを選ぶべきですし、WordPressサイトであってもバージョンアップ時の対応を考え、プラグインを極力利用しないことを優先しレスポンシブで制作することも良いでしょう。
display:none;を一行書くことに躊躇する
気持ちは非常にわかります。
やはり内部ソース、ここではcssを指しますが、チェックを行う際に”none”と”-9999”はこれでもかと言うほど丁寧な確認を行います。
結論から書きますと、「その一行を書く理由は正当か?」ということ。
PC表示時の下方に小さな文字で配置したSEO目的での記事を隠すのであれば当然アウトです。
PC表示では電話番号画像、スマホ表示では電話発信用リンクとしたテキスト表示にしたい場合であればOKです。
(jsでスマホの場合にだけというマークアップを推奨する方もいるでしょう。ただ上記例のようなPC・スマホで双方向display noneは正しい使い方です。)
スマホでは長文は読みにくいから非表示という考えに私は反対です。
であれば、より自由度の高い別ファイル別URLを採用できるにも関わらず、レスポンシブで構築しながら表示させるコンテンツを選ぶことはサイト構築法の選定から見直すべきだと考えます。
という訳で、サイトのリニューアルや新規作成をお考えの方、スッキリ出来たでしょうか?
スッキリ出来たところで大変恐縮ですが、これからサイトを作るのであれば「プログレッシブ エンハンスメント」についても知っておく必要があります。先日のGoogle公式発表を受け、分かりやすい記事としましたので、合わせてどうぞ。
プログレッシブ エンハンスメントとは?Googleの推奨するサイト構築法
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