フラッシュ利用サイトは順位が落ちる?スマホ検索で【Flashを使用。お使いの端末で動作しない場合があります。】
公開日:
:
最終更新日:2015/06/08
SEO

今回のテーマは『フラッシュ(Flash)』です。
リッチなコンテンツを用意する上で重要なフラッシュ。
以前よりフラッシュサイトはテキストデータが極端に少なくなるため、SEO視点では選択すべきでないサイト構築法と考えられてきました。
ここに来て、.swfを含むサイトに危険信号です。
オールフラッシュでなくとも、部分的にフラッシュを含むことがマイナスに働きそうです。
Google公式発表『誰もが表示できるウェブサイトを』
さて本題です。
先日10月7日にGoogleのウェブマスター向けブログにて次のお知らせがありました。
Google の検索結果に、誰もが表示できるウェブサイトを
内容を簡単にまとめると、
該当バージョンのAndroid端末やiPhoneからGoogle検索をし、検索結果にフラッシュ多様サイトがあった場合、そのサイトのスニペットに『お使いの端末で動作しない場合があります。』と表示させる場合がある。
つまりフラッシュを利用したサイトは、検索エンジン経由でのトラフィックを大きく失う未来が待っています。
SEOエンジニア視点では、「なんだこれ!?見てみよっと!」とあえてアクセスしますが、長いスパンで考えると、
『お使いの端末で動作しない場合があります。』の表示がある
↓
またうまく表示されないサイトだろうから他を見よう
となるでしょう。
極端な検索結果上でのクリック率低下は、トラフィックの喪失にも繋がりますし、異常値が続けば検索順位にも影響を及ぼすでしょう。
動きのあるサイトを作りたい場合には?
Googleのブログ上ではHTML5を採用すべきだと結んでいますが、現在の日本国内の状況を見るとIE9をカバーする必要性はあろうかと思います。
HTML5、CSS3で視覚効果を持たせたサイト構築もいいでしょう。
ただ、ブラウザシェアを広くカバーするならば当面はxhtmlにJavaScriptで動作を加えるのがスタンダードだと考えます。
Internet Explorerがなければどれだけの無駄なソースが省かれるか・・・。
今後のスマホ対応はどうすべきか
1つはWordPressを代表とするCMSベースサイトでは、スマホにはスマホ用のテーマを設定することが良いでしょう。
スマホ専用であれば、思う存分CSS3でのマークアップが可能です。フラッシュを使用せずともリッチなサイト構築が可能です。
1つはレスポンシブデザインでのマークアップです。
この場合、出来るだけdisplay:none;を使用せずにマークアップしたいため、フラッシュは使用せず作成すると良いでしょう。
最後の一つは端末別に振り分ける方法です。デザインやコンテンツ配置の自由度は格段に高くなりますが、サイト内でのコンテンツ重複が発生します。
head内へモバイルページを指定するlink rel=”alternate” media=”handheld” href=””等で対応は可能ですが、編集やページ追加作業が大変であることを含め、推奨できません。
最後に
元々サイトへのフラッシュコンテンツ導入に否定的な私としては、非常に嬉しいお知らせでした。
フラッシュ=かっこいい
フラッシュ=豪華
といった感覚でフラッシュコンテンツを追加したいと考えるサイト管理者が非常に多くいます。
これはECサイトの上部でくるくる動くjsスライダーにおいても言えることですが、
『その動き、本当に必要ですか?』
と再度、考えなおす良い機会だと思います。
ブランディングが目的で、メッセージよりもイメージを重視するサイトでなければ
『このフラッシュ(js・JQuery)は本当に必要だろうか?』
と今すぐ確認してみると良いでしょう。
関連記事
-
-
外部SEO対策の方法(ホワイトとブラック)
SEOには、内部と外部がありますね。 内部対策は地道にサイト編集することでより良く最適化さ
-
-
【SEO効果】日に数回更新するブログにping送信は必要か?
あなたの運営されているブログは日に0回~5回/日程度の更新頻度ですか? であれば、ping
-
-
リスティング広告とSEO対策どちらが優れているか?
リスティング広告とSEOのどちらを採用すべきかについて考えていきましょう。 まず設問を全否
-
-
多言語化は気をつけないとコンテンツスパム?翻訳記事の扱いについて
2020年開催の東京オリンピックを控え、日本を訪れる観光客向けのサイト準備も重要度が増してき
-
-
h1タグのSEO効果。実験してみたらこうだったな話
タイトルタグの重要性は調査するまでもなく超重要ですが、見出しタグの効果はどうも実感できないと
-
-
URLはwww.があったほうがSEO効果が高い?
一昔前、ウェブサイトは大企業しか作っていない頃のお話。 この頃はウェブサイトはwww.exam
-
-
SEO対策の何を相談したら良いかが分からないあなたへ。
10年ほどSEOエンジニアをしていますので、それはもう数百件(1000件を超えている?)のS
-
-
キーワードの作成と選定
今回は、コンテンツを作成する際に『どのキーワードで上位表示を目指すか』のキーワードについてで
-
-
ドメイン移転の際は、.htaccessファイルでリダイレクト設定を忘れずに【必須手順】
ウェブサイトの運営過程で、サイトドメインを変更するケースもあるでしょう。 中には、あるどメイン
-
-
Page Speed Insightsの点数を上げる「圧縮を有効にする」の方法説明
昨年末に投稿したページ表示速度の改善方法【続編】内にて、gzip圧縮や画像の最適化について触れて


