コンテンツ内に入力ミス(誤字脱字)があるとSEO視点で減点になるの?
ブログやサイトへコンテンツの追加を行う。作業内でタイピングミスが発生し、そのまま放置されているケースもあるでしょう。
ここでは、入力ミスが順位へ影響を与えるのかについて見ていきましょう。
誤字脱字は減点対象です!
正しい日本語で記述されていることは大切です。
言葉の誤りや揺れは検索エンジンにしてみると悩ましい問題です。
特に日本語では単語と単語の区切り目が分かりづらく、造語も日々増えています。
若者や特定のグループ内でだけ使われるスラングも発達しています。
この中で、現在のアルゴリズムでは誤字脱字は減点対象になると考えています。
ただし、一言に誤字脱字と言ってもいくつかのタイプがあります。
例えば、次のような一文があったとします。
誕生日ケークを貰った。ありがとうごじゃります。
ここでの誕生日ケークは、ケーキの誤字ですがもしかすると『ケーク』という名詞があるかもしれません。
ですから、ケーキと関連性のある『洋菓子』『生クリーム』『喫茶店』等で上位表示を目指しているコンテンツでなければ、類語や関連語句の総単語数へ影響がないため、順位ダウンの影響も小さいと言えます。
では、ごじゃりますはというと、名詞として考えませんので『ござい+ます』の誤字となり、ミスとしての減点対象のため、前者に比べ大きな間違えであると考えます。
間違えても良いの?
名詞なら間違えても良い訳ではありません。
本質論をすれば、読みやすい記事であるため被リンクを獲得できランクアップがなされる訳です。
ですから、小さなミスも人が読んで不自然であれば直すべきです。
多くのブログにて
- 誤字はダメ!
- 誤字脱字を防ぐ方法
この2点は広く紹介されているため、ここではこの2点を深堀りすることはせず、日本語では名詞の扱いが不安定であることを中心としました。
どの程度の減点となるのか
いくつか小規模な実験を行いました。
ターゲットキーワード(上位表示させたいキーワード)に誤字があった場合と本文内の無関係な単語に誤字があった場合で、順位への影響をチェックしています。
結論、ターゲットキーワードの誤字は順位に影響がありましたが、無関係なキーワードの誤字(名詞であっても助動詞であっても)は順位差が認められませんでした。
つまり、一般的な誤字が順位に与える影響は極端に小さなものです。ただし、意図的に1箇所ミスを入れるといった実験を行っているため、1記事中で数十箇所の誤字があるケースを想定していません。
今日はこの2点を覚えましょう
今日のお話で重要なポイントは次の2点です。
個々の名詞には関連性がある
誤字をした結果、異なる名詞になってしまった場合、あなたのサイトや記事ジャンルは崩れます。
名詞には、同一記事内で登場しやすい単語、登場しない単語があります。
このバランスや傾向を著しく崩すコンテンツは、異常(異色)なコンテンツです。
※意図的にバランスのとれていない単語の出現は、ワードサラダに近い原稿に見えるのでは?と考えます。
カタカナや漢字を並べたものは名詞と見なされやすい
『ジョーネツブログを作りました』と書けば、新しい名詞かと検索エンジンは考えます。
『情熱記が人気です』と書けば、新しいサービス名かと検索エンジンは考えます。
※形態素解析の考え方から
多くのユーザーが間違えると、新しい単語が生まれます。
そして、関連性がないそれぞれのブログやサイトで利用されます。
そして、典型的な誤字だと判別されます。
名詞であっても、投稿記事のチェックを行い、誤りを減らすよう心がけたいものです。(私も。)
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