トップダウンペナルティー(TDP)とトップページが上位表示しない場合の対処法
公開日:
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最終更新日:2015/06/08
SEO
YSTのトップダウンペナルティー、Googleのトップダウンペナルティーで大慌てなサイト管理者がいたのも随分前になりますね。
2008年~2010年頃はよく聞いた用語ですが、最近ではTDPの話自体を聞かなくなりました。
というのも、トップページへの過剰なSEO(特に外部)についてはより強いペナルティーが発動する場合がほとんどで、トップページにのみ制裁となるケースは減ったように思います。
ですから、2015年になってトップページが希望通り表示されない場合にはペナルティーではなく、ページのスコアそのものがサブページが上回っていると考えるのが良いと思います。
今日はこの辺りを整理します。
一番大切なこと!慌てずに、作業を行った後は一定期間(最低でも1週間以上)様子を見るようにしましょう。
トップダウンペナルティーとは?
トップダウンペナルティーとは、何かしらの判定により制裁を受け、ウェブサイトのトップページだけが表示されなくなる状態を言います。またはこのペナルティーの名称です。
念の為付け加えると、トップダウンペナルティー(略してTDP)は俗称です。
ペナルティーに関する名称の多くは俗称で、TDPも同様です。
(※もしも公式にこの名称を使用しているページ等をご存知の方がいればコメント欄等でお知らせ頂けると嬉しいです。)
会社名や店名で検索した際に、トップページではなく下層ページが出てくる場合
今日に起きうる問題としては、見出しのような問題があるかと思います。
会社名で検索したユーザーにはサイトのトップページから入ってきてもらいたい。
でもなぜか会社概要ページが上位表示しちゃってるんだよね、なんてご相談はちょこちょこ頂きます。
この問題の原因は次の3つのいずれか、または複合です。
TOPページのコンテンツ量が少ない
今までに見てきた中で圧倒的に多いのがこのパターンです。
TOPページには写真が1枚と画像のメニューボタンが並ぶ程度のサイトですと起きやすいと言えます。
テキストコンテンツを追加することで改善する場合が多いです。
フラッシュサイトでも同様のケースが起きていた場合がありました。
※そうはいってもデザインがーというお話はGoogleへどうぞ。
タイトルの設定
会社名や店名をTOPページのタイトルに入れていなかったケースです。
見落としがちなミスですね。修正することでほぼクリアされると思います。
noindexや内部リンク
TOPページがインデックスされていなかった場合や(そりゃ検索結果に出ない訳だ)トップページに戻る内部リンクがないような珍しいサイト構成の場合、TOPページがTOPページとして評価されない場合があります。
無いとは思いますが、TOPページのファイルがindex.htmlやindex.php、index.htm、index.shtmlなどでない場合(default.htmlについてはサーバーによります)正常にTOPと判断されないことが多いかと思います。一般的な構成に修正しましょう。
それでも改善されない場合
上記までを見直し、経過を観察するも改善されない場合にはサイトマップを確認し、TOPページの重要度と上位表示しているページの重要度に差を付けましょう。
(トップのpriorityが1.0であれば、サブページのpriorityを0.5などとしましょう。)
その上で、ウェブマスターツールにてサイトマップを送信します。
加えて、サイト全体で問題となっている下層ページヘの内部リンク数を減らします。
(私はここまでやるべきだとは思っていません。)
ここまでで改善しない場合には恐らく、サイト自体に問題があるのではなく、該当の下層ページが優れすぎていることにあると思います。
被リンクの状態などを確認し、より良いページに改善し活かしていくことが最善だと思います。
いかがでしたか?
問題を抱えていた方の9割はこのページの方法で問題解消となったかと思います。
一遍に修正するのではなく、順に進めていくことが良いでしょう。上手く行かなければまたこのページに戻ってきて、問題の種を1つずつ摘んでいきましょう。
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