過去に失敗したSEO施策を7例あげます
公開日:
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最終更新日:2015/06/08
SEO
弘法にも筆の誤りと言いますが、私のようなひよっこであれば、それはもう多くの失敗をする訳です。
特にSEOに限れば、意図的に失敗を踏みに行く実験を行います。失敗を糧にして成功しようというお話。
今回は、失敗例を挙げながら説明を入れ、同じ失敗を繰り返さないようにしようといった目的の記事になります。
さて、見事な失敗話の始まりはじまり。
失敗例1:キーワード選定ミス
上位表示はしたけど売れない!といったパターン。
検索ボリュームが少ないがために売れないといったケースは予防のしようがありますが、競合との比較に勝ち抜けるかや商品価値が正しく伝わるかといった点は必ずしも見極めきれません。
ポイントとして、
- 価格
- 量
- 納品までの時間
- 保証
- ブランド認知度
- 送料や決済手数料
これら点で個別に評価を行う(又はアンケートの実施等)ことで、ある程度の予測をたてることは可能です。
失敗例2:対策途中で諦める
これはどこの会社でも目にしているのではないでしょうか。
スパムリスクの低い施策のみを行う場合、結果が出るまでに時間を要します。
特に、ある程度内部対策が施されたサイトの追加施策としてコンテンツSEOを採用する場合に言える内容です。
多種多様なサイトでの工程を見てきていますが、まず1~2ヶ月で大きな結果が生まれることはありません。
3ヶ月程度経ったところから、徐々に効果が見え始め、半年経過した頃からスタート前と比較して大きな違いを実感出来るようになります。
1年経過する頃には、前月との比較でも検証点を多く確認でき、次月やるべき点も考えやすくなります。
コンテンツSEOは速度感が様々です。
月間で数記事程度の追加を行うケースから、日に数本の記事を上げていく場合までありますから効果が見えるまでの時間もバラつきが出ます。
月に数記事のアップですと、ある程度の効果が見えるまでに1年必要な場合も多いです。
このことからホワイトハットな施策の場合、対策途中で諦めてしまう(対策方法の変更を行う場合を含む)ことにより、中断(=失敗)という流れです。
失敗例3:リンク集に登録
今でこそリンク集登録をする方は少ないですが、数年前まではリンク集登録代行なるサービスを売っている業者が山ほどいました。
2011年時点で完全にアウトな手法だと考えるようになりましたが、2000年代後半までは次から次へのリンク集リストを集めては登録しを繰り返し行ったサイトもありました。
それらサイトはどうなったかと言えば、スパム判定を受けインデックス削除となりました。
当然ながら自社実験サイトや自社メディアサイトへの施策ですので、誰かに迷惑をかけるといった失敗ではありませんが、相当数のドメインを無駄にした記憶があります。
稀に運用歴の長いサイトで古いリンクが残っているケースがあります。
無価値なリンク集からのリンクはウェブマスターツールでチェックし、順次削除することが安全です。
※数本程度であれば通知が無い限り、深刻視しないのも手です。
失敗例4:アンカーテキストの集中
被リンクは上位表示を狙うアンカーテキストでもらうことでより効果を発揮します。
これは2015年現在においても言えることです。
ただし、アンカーテキストが1種に集中することは非常に大きなリスクです。
リンクをはってもらう際に、アンカーテキストを最適化し過ぎない事と、リンク用のバナーやソースを提供している場合にも注意が必要です。
当サイトはリンクフリーです。次のソースをご利用下さい。
<a href=”http://example.com/”>hogehoge</a>
このような記述を掲載している場合、例で言う”hogehoge”にアンカーテキストが集中する可能性があります。
これはスパム判定リスクです。
失敗例5:自動化ソフトの使用
投稿の自動化、コンテンツの自動生成、被リンクの自動増加などなど、これらソフトの使用はサイト価値の喪失を意味します。
内部の最適化については項目により意見が分かれる場合があるでしょう。
良しとするコンテンツについても、細部では意見が分かれることがあるでしょう。
自演リンクはガイドライン違反ですが、現在も行っているサイト管理者がおり、効果的であることは事実ですから、採用すべきか否かは意見が分かれるでしょう。
自動化に関しては意見は分かれません。
順位の取得やSNSでの言及調査といったツールによる自動化が許される内容を除いて、サイトの構築に関わる作業を自動化すべきではありません。
手間ひまかけたサイトこそ成功への近道です。
失敗例6:辿れないサイト構造
SEO目的で記事を追加する場合に、ユーザーには辿れないよう、下層ページヘのリンク等を設置せずping送信等でのインデックスに頼る手法を取ったことがあります。
この方法では下層ページの価値が高まらずに、結果として内部リンクの力が発揮されません。(発揮されづらい)
分かりやすくするために極端な言い方をすれば、
『人がクリックするリンクこそ価値があり、人が気づかないリンクは無価値』
だと考えるとよいでしょう。
失敗例7:自動相互リンクシステム
自サーバーに設置するcgiリンク集(相互リンクチェック式)や、相互リンク支援システム(管理画面から申請、許可)の利用はほぼアウトです。
一生懸命巨大なリンクファームを形成してもリンク効果はありませんし、一瞬にして全トラフィックを失うリスクでしかありません。
リンクを交換するだけのページを持つこと自体がリスクだと考えて良いでしょう。
まとめ
普段、『なんとかどうとか7選!』みたいな記事タイトルを好まないため今回は珍しい記事タイトルになりました。
ほぼスパムについての紹介記事になりましたが、同じ失敗を繰り返さないために覚えておくと良い7点だと思います。
すぐ忘れちゃうんだよね!という方は、プリントアウトするかブックマークするかしましょう。
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