ページ表示速度の改善方法【続編】

前回(SEO効果あり!ページ表示速度の改善方法)に引き続き、ページの表示速度改善を実例を含め紹介していきたいと思います。
GTmetrixを使って問題点を洗い出そう
http://gtmetrix.com/ を利用し、チェック結果を元に最適化を進めていこうと思います。
URLを入力し、GOボタンで結果を表示します。このブログで確認したところ・・・・・

ひどい!
Googleで【C】、Yahoo!で【D】です。もう少し上を目指してみようと思います。
Leverage browser cachingってのを改善しよう
これ、何が問題だと言っているかというと、キャッシュの保存期間が短いまたは設定されていないから、設定しようぜってことです。
このブログはWordPressのため、W3 Total Cacheプラグインが有名ですね。とりあえず入れてみます。
結果:F(22)からB(86)に改善しました。
WordPressではない場合、htaccessファイルでファイル名毎に指定するのがスマートです。
この記事が参考になります。
たった数分!ページ高速化のためhtaccessでキャッシュ設定は絶対やっておこう!
マークアップ例があるので、コピペだけでもいけますね!
Defer parsing of JavaScriptってのを改善するために、jsを後で読ませよう
この項目は、ジャバスクリプトをhtmlファイルや画像と一緒に読み込みさせる必要あるの?本当に?という項目です。
ページの要素に影響を与えるjsは読み込んでもらわないと困りますし、Analyticsのような滞在時間や離脱を測るjsは早めに読み込ませたいところ。
そこで、ここではtwitterとGoogle+のjsを後で読み込ませるよう設定してみました。
具体的には、
上が元のソース <script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script> 下が編集後のソース <script async type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>
そうです、【async】を追加しただけですね。
asyncとdeferの違い云々はここでは割愛します。
で結果は、F(48)からD(69)へ少し改善
Minify CSS、CSSの無駄な改行などを無くしスッキリ
個人的には日常的に追加編集を行うcssを最適化すべきとまでは思いません。
一応、このポストの趣旨にそい最適化を行いました。
と言ってもoptimized versionとして示された凝縮ソースに差し替えるだけの簡単なお仕事です。
結果、E(55)からA(95)へ改善です。
ここまでの改善結果を見てみよう

共に約10%の改善です。ここまでで紹介した内容は1時間もあれば実践できる内容です。定期的な見直しにいかがでしょう。
今回は触れなかったこの2点
Optimize imagesの画像を軽くしましょうと、
Enable gzip compressionの圧縮転送あたりは機会があれば紹介したいと思います。
追記 2015/05/25:gzip圧縮転送の記事をあげました。Page Speed Insightsの点数を上げる「圧縮を有効にする」の方法説明
追記 2015/06/21:画像の最適化記事あげました。画像を最適化して軽くしよう!サイト表示速度改善策
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