ヤフー検索の虫眼鏡はどんな仕組み?
新年明けましておめでとうございます。
今年も検索エンジンマーケティングに関するポストを様々な角度からお送りできればと思っております。お付き合い下さい。
さて、Yahoo!の虫眼鏡機能ですが、これはどのように生成されているのでしょうか?
この記事では虫眼鏡の仕組みをご説明しています。
虫眼鏡ってなに?
上図のような検索結果へ表示される補助ワード一覧を指します。
例では「駅伝」と検索した場合です。
箱根駅伝であったり、企業対抗駅伝が表示されているのが確認できます。
本質的な機能目的はユーザーの検索意図を掘り下げて、より的確な検索結果を返すためのものです。
つまり、あるキーワードで検索するユーザーに対し、複合語を提案し検索をフォローする意味が大きいものとなります。
「昆布」と検索するユーザーに対し
- 昆布 レシピ
- 昆布 通販
- 昆布 種類
このような3種類を表示できれば、料理がしたいのかネットで買いたいのか、調べ物をしているのかをGoogleは理解できます。
Yahoo!はこの機能を提供する上で、ルーペ(虫眼鏡)のアイコンを用いていることから通称「ヤフー虫眼鏡」となりました。
結果に出る語句はどうやって決定しているの?
この仕組みの核となる語句の選定は、実際の検索結果から得ています。
つまり、先の例であれば「駅伝」を含む実際にされた検索データを元に生成しています。
そうです、皆でガンガンひとつの言葉を検索すれば、ここに意図する語句を表示させることも可能です。
ただし重要なこととして、同一のユーザーが何度検索してもカウントは増えません。異なるユーザーが検索する必要があります。
何をもって異なるユーザーか?
自宅にあるパソコンを使ってあなたが検索した場合と、あなたの家族が検索した場合は同一ユーザー扱いです。
あなたが自宅のパソコンから検索する場合と、あなたの3G回線携帯から検索した場合は異なるユーザーです。
つまり回線のIPアドレスが異なることがユーザーが異なる事となります。
回線が多数あれば虫眼鏡は操作できるってこと?
実際には思い通りに出来てしまいます。
重要なことですから太字にしますが、虫眼鏡に希望する文字列を表示させるために意図的に複数の環境から検索を行うことはYahoo!が禁止するスパム行為です。絶対にやってはいけません。
地理的に離れた多数の在宅スタッフを利用し、検索を行うスパマーがいます。
スモールなキーワードであれば、イー・モバイルのようなアクセス毎にIPが変わるサービスを用いて一人で検索をする人もいます。
キーワードそのものの検索数が多いものほど虫眼鏡に意図した単語を表示させるためにIP数を要します。(※より多くの検索を行う必要がある)
まとめ
虫眼鏡は異なるIPアドレスから検索をかけることで希望の語句を入れることが可能。
ただし、禁止事項のため実行してはいけない。
Yahoo!はスパマーに相当悩まされている為、スパム駆除に本腰を入れて対策し始めています。
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