モバイルフレンドリー要素追加での検索順位変動[現在のSEOへの影響]
公開日:
:
最終更新日:2015/06/08
SEO
4/21の新要素追加から早いもので1週間が経過しました。
リリース直前での案内では数日から1週間で概ねアップデートがなされるとのニュアンスでアナウンスされておりましたので、1週間経過の今日時点で影響を簡単にまとめたいと思っております。
更新の影響
他の小規模なアルゴリズムアップデートやテストの影響と判別の付かない順位差を除けば、弊社内にてスマホ検索順位との明確な差を実感出来たのは26日~27日にかけてでした。
24日頃から、スマホ対応していないサイト順位が僅かに下がるサンプルが複数発生。(PC検索順位と比較して下がる)
27日日中にはスマホ未対応サンプルの多くで順位差を確認。
順位差が生まれたサンプルは、ミドルキーワードクラスであれば2ページ目内での1~2位順位ダウン、スモールキーワードでは2ページ目以内で3~5位順位ダウンといった印象。
スモールキーワードでも順位が動かなかったサンプルも複数ありました。(本記事投稿時点)
順位差から見る新要素のウエイト
無風とまでは言いませんが、大変動とは程遠い印象です。
当ドメイン内にもスマホ未対応のページが複数あり、順位経過を見守りました。
スマホ未対応サイトのPC検索結果との比較で、
- 順位がアップしたサンプルが確認出来ています。(最大順位2アップ)
- 順位がダウンしたサンプルが確認出来ています。(最大順位9ダウン)
- PC検索とは異なるページが検索結果に表示されるようになった。(スマホ検索ではスマホ対応ページが上位表示)
このような状況です。
※ここでの未対応サイトとは、モバイルフレンドリーテストで不合格を指します。
要素としてのウエイトを考えますと、影響が大きいキーワードでは月間で数十程度のトラフィックを失う場合があるでしょう。
(これは1ページ、1キーワードの影響についてです。)
影響の小さなキーワードでは、0~数件のトラフィック差程度だと感じています。
今後はスマホ対応にした際、順位が戻るかをチェック
公式のアナウンスではモバイルフレンドリーは対応か非対応かの判別であり、非対応サイトも対応することで順位が戻るとなっています。
しばらく順位が落ち着くのを待ち、順次モバイルフレンドリー化を行い、順位の推移を見守りたいと思っています。
順次当要素についてはこのブログ内でも続報をご報告出来ればと思っています。
関連記事
-
-
2017年のSEOトレンド予測と重点対策ポイント
2017年に注力すべきSEO領域、新たにキャッチアップすべきSEO要素、SEOの歴史を振り返りな
-
-
SEOに効く404エラーページを作成しよう!WordPress設定の仕方も
古いページを削除したため404エラーが発生している場合や、誰かが張ってくれたリンクのパスが誤
-
-
SEOエンジニア・SEOスペシャリストとは?仕事内容は?
つい先日もSEOエンジニアという職種について質問を受けました。 やはり、WEBデザイナーや
-
-
これが推奨ドメインだ!日本語ドメイン非推奨のわけ
数千の種類があるドメイン。 ここでは、これから新規にドメインを取得しサイトを立ち上げようと
-
-
SEOスパム?守るべき背景色と文字色の明度差
先日、googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみたにおいて、
-
-
多くのSEO案件をご相談・ご依頼頂けるようになった理由
私のようなSEO屋でも、ご相談・ご依頼くださるクライアント様がいらっしゃいます。 有難い事に、
-
-
コンテンツ設計におけるサーチインテント(検索意図)と本質的な希望の違い
最近では、ウェブサイトの構築・メディアサイトの構築時に、各キーワードの検索数や難易度、ページ単位
-
-
SEOとサーバーの関係性。SEOに強いサーバーはあるのか?
SEO知識を高めることに多くの時間や費用を掛けているサイト管理者であるにも関わらず、そのサイ
-
-
ウェブサイトの信頼性向上を達成させ、アクセスを増やす方法
Googleの順位決定要素には、ウェブサイトの信頼性やウェブサイト管理者の信頼性を評価する考
-
-
2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。
昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと思います。情報を丁寧に書こうと