ブログの記事数とPV(アクセス数)の関係性。何記事書けば良いのだろう?

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 コンテンツ

   
 
   

ブログの記事数が増えるとトラフィックは増える?

これからブログを立ちあげて、自然検索経由で多くのアクセスを集めたいと考える社内ウェブ担当者やアフィリエイト等で一定量以上のトラフィックを必要とする事業者の方々から頂く質問に
『何記事書けば良いですか?』
というものがあります。

一言で正解を言うならば、「ブログに完成はないです」となる訳ですが、記事数が増えることでどのようにアクセスが伸びるのかは気になるところだと思います。
複数のブログメディアを運営する中で感じたブログ立ち上げ期のトラフィックの伸びについて書かせて頂きます。

1記事投稿から100記事投稿でのアクセス推移

実はこのブログ、この投稿が100記事目です。
毎度ながらキリの良い投稿数になった瞬間は、過去を振り返ってみたくなるものです。

さて、1記事目を投稿したところから、100記事まで記事数が増える際、アクセス数はどのように伸びるのでしょうか?

例その1

アクセス数のグラフ
ここでは2本の線を書いてみました。
赤い線と、青い線です。
記事数が伸びるに応じて、綺麗な比例グラフのようにアクセスも上昇する赤い線。
記事数が一定本数に達した所で伸び率が極端に高くなる青い線。

多くのウェブサイトでは青い線に似たアクセス数の伸びをします。
これには大きな理由があります。それはベースとなるトラフィックがないブログからベースとなるトラフィックがあるブログへ変化する為です。
一切人が訪れないブログは拡散されることもなく、ただひっそりと存在しています。

ある程度のアクセスが生まれると、アクセスが次の新しいアクセスを呼び、上昇を始めます。

例その2


今度は緑の折れ線グラフです。
このグラフが示すものは、アクセスを大きく伸ばす存在です。
投稿した記事の中には狙ったキーワードで上位表示するものもあれば、しないものもあります。
上位表示したがアクセスがないものも、凄い多くのアクセスがあるものも様々です。
このグラフの赤い線で示した箇所は、大きくアクセスを伸ばす原因となった記事を投稿した瞬間です。
つまり、アクセスアップに貢献したのは全体ではなく、1記事であった場合のグラフです。
人気記事を書いた場合にはこのようなグラフになりますので、人気記事数に応じてアクセスが上昇しますのでこの点は比例グラフに近い線を描くといえます。

アクセス数の伸びは当たり記事の数に応じて伸びる

何記事書けばアクセスがガンガン伸びるかと質問されたら、

  • 検索ボリュームがある程度あり
  • 書いた記事が上位表示し
  • 読者から評価される

記事を毎回書けるならば、記事数に応じてアクセスは伸びます。と答えますとかなり実際の感覚に近い回答になっていると言えます。

ただ実際には、上記の3項目全てを満たす記事を確実に書けるとは言えず、出来るだけ高確率で書けるかが重要になってきます。

少ない記事数でアクセスを多く得たいなら

答えは、いかに検索数のあるキーワードで上位表示される記事を書き、読者に高評価を貰うかを突き詰めることです。

人が面白いと感じたり、ためになると感じたり、友人に教えてあげようと感じる記事を作ることは非常に難しいです。
ですから我々SEOエンジニアは、検索ボリュームと上位表示難易度と、検索エンジンが上位表示させる記事の特徴を分析し、考えています。
ひとつのわかり易い例が、コンテンツ最適化シートです。(コンテンツ最適化シートとは?(COS:Content Optimization Sheet))

最後にひとつの答えを

このままでは分かったような、分からないようなといったところでしょう。
ですから一つ、特別な技術を必要としない答えを書いておきます。

・あなたが上位表示を目指すキーワードを書き出しましょう。
・書き出した全てのキーワードをAdWordsのキーワードプランナーでチェックし、検索数と推奨入札単価を調べます。
・月間の検索数が10~30ほどで推奨単価が付いていないキーワード(0円である、競合がいないキーワード)を探します。
・そのキーワードで調べるユーザーが満足するであろう記事を書きます。

まずはこの方法で10記事書いてみましょう。
あなたは本気で取り組む必要があります。本気でなければ失敗した場合に原因が曖昧になりますから全力です。
書き終えてアップしたら、1ヶ月ほど順位経過とアクセスを見てみましょう。
・順位が20位内に入っていない
・上位表示したがページ滞在時間が数秒程度と低い状態
もし、このどちらかになってしまったら原稿を書きなおしてみるか同じ題材で新しい記事を書いてみましょう。
それでも改善されない場合、あなたの書いた記事を周りの知人等に読んでもらい感想を貰いましょう。批判は改善の種です。大切にしましょう。

 

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