ドメイン移転の際は、.htaccessファイルでリダイレクト設定を忘れずに【必須手順】

公開日: : 最終更新日:2015/11/18 SEO

ドメイン移転時のリダイレクト設定とは
ウェブサイトの運営過程で、サイトドメインを変更するケースもあるでしょう。
中には、あるどメインのサブディレクトリで運用していたものを、サイトの成長に合わせて別ドメインとする場合もあるでしょう。
ここでは、SEO視点で忘れてはいけないドメイン移転時の.htaccessファイルでのリダイレクト設定について書いています。
各状況に合わせたサンプルソースを記載しておきますので、初心者の方はコピペで対応しましょう。

リダイレクトには種類がある?

一言にリダイレクトと言っても、いくつかの方法や種類があります。

WEB担当者であれば、覚えておくべき内容です。簡単にまとめておきます。

.htaccessファイルでリダイレクト

ここでも紹介する、もっとも一般的なリダイレクト設定です。
1つのファイルに細かく設定を記述することも出来ますし、サイト全体やディレクトリ全体の設定も容易です。
この為、ある程度の規模以上のサイトでは.htaccessファイルでのリダイレクト設定になります。

metaタグでリダイレクト

htmlファイルのhead内に、次のような一行を書き加えることで、該当ファイルへのアクセスをリダイレクトさせることが出来ます。

【http-equiv=”Refresh”】自動でジャンプさせますよー
【content=”3;URL=http://j-sem.net/”】3秒経過で、http://j-sem.net/へ
というタグになります。
書き方がシンプルですが、数百・数千ページを改修する場合には各ページにソースを書き加える必要があり、手間です。

CGIやJavaScriptでリダイレクト

最近ではhtaccessファイルの使えないサーバーも減り、JavaScriptでの振り分けは珍しい設定方法です。
ある程度リダイレクトにルールがある場合で、かつhtaccessファイルが使えない環境下での代替策だとお考え頂くと良いでしょう。

それぞれのリダイレクト設定によるSEO効果差

前項でご紹介した各リダイレクト設定方法のどれを使っても良いというものではありません。
Googleが推奨するリダイレクトは、
【.htaccessファイルを用いた301リダイレクト】です。

当記事でもこの具体的な記述について後ほど触れますが、先に他の方法との差異について確認します。

他のリダイレクト手法

■.htaccessファイルで302リダイレクト
301リダイレクトは、「恒久的な移動」を指し示すリダイレクトです。対する302は「一時的な移動」を指し示します。
少し言葉が分かりにくいので噛み砕くと、
301リダイレクトは、この先もずっと元には戻さない移転の場合に使う手法です。
302リダイレクトは、短時間でのメンテナンス中や期間限定ページヘの転送に使います。

しかし、この302についてはいくつかの議論があり、ほぼ301と同義の扱いとなる可能性があります。
現在では、新たに「307リダイレクト」が定義され、こちらを一時的な移動とする動きもあります。

話が少し脱線しましたが、302リダイレクトは現在のところ短期間での移転用途であり、SEO資産を引き継がない扱いと覚えておきましょう。
つまり、サイトやページの永続的な移動の際には、302は使ってはダメです。

■meta Refreshでの0秒リダイレクトと秒数指定リダイレクト
先ほど出てきたmeta Refresh(metaタグでのリダイレクト)ですが、こちらは、ジャンプまでの秒数を指定することが出来ます。
0秒は即時ジャンプとなり、SEO効果はかなりhtaccessファイルでの301リダイレクトに近いと感じます。
対する秒数指定のジャンプは、302リダイレクトと類する扱いとして良いでしょう。
どうしてもサーバー環境よりhtaccessファイルの設置が出来ない場合がありますので、その場合にはmeta Refreshでの0秒リダイレクトが良いでしょう。
1秒や3秒などと秒数指定をしますとSEO評価を正しく引き継ぐことが出来ませんので、サイトやページ移転では利用しないべきです。
(余談:古いページをインデックスさせたままにする意図がある場合には、あえて秒数指定のジャンプにしたりします。)

そうは言っても、htaccessよりも評価の引き継ぎ面で安定性や正確性で劣る印象です。
同一ドメイン内での移動であれば、ほぼ評価を失わずに移動が出来るかと思いますが、他ドメインへの移転であれば、htaccessファイルが使えない絶望的な状況に限っての使用にしましょう。

■JavaScriptでのリダイレクト
JavaScriptでのリダイレクトもmeta Refreshでのリダイレクト同様、正しく検索エンジンに移転が伝わる保証がありません。(若干不安定&僅かにより多く評価を失う印象)
JavaScriptのリンク評価については2015年末現在もまだ議論の対象にあるように、私は利用を薦めません。
最終奥義のさらに奥の手くらいの手法だと思っておくと良いでしょう。

各方法についてを見てきました。
Canonicalタグで寄せるような他の手法もありますが、現実的でないためここでは触れません。

では本題の.htaccessファイルでの301リダイレクト設定

301リダイレクト設定を.htaccessファイルに書き込む場合、事前に確認しておくべき点があります。
それは、「mod_rewriteが利用できるか」です。
多くのレンタルサーバーでは使用できます。利用サービスのFAQ等で確認しましょう。
専用サーバー環境の場合には、構築担当者に確認を取るようにしましょう。

まずはサイト全体を同じ構造で移転させた場合です。

mod_rewriteが利用できる場合

【http://www.example.com/】部分が、リダイレクト先のURLです。新しいサイトのドメインを入れましょう。

mod_rewriteが利用できない場合

こちらも同様に、URLをリダイレクト先のものに差し替えて使いましょう。

では、一部のディレクトリ以下だけ移転する場合です。

mod_rewriteが利用できる場合

例として、【http://www.example.jp/dirsample/】以下にあるページを全てまとめて、【http://www.example.com/】ドメインに移した場合が上記です。
旧ドメインのディレクトリ名を先に、(例では、dirsampleとなっている部分)に入れて、後ろの【http://www.example.com/】に新しい移転先のドメインを入れましょう。

mod_rewriteが利用できない場合

説明は同様です。

では、あるページだけを移転する場合です。

mod_rewriteが利用できる場合

mod_rewriteが利用できない場合

移転前のファイル名が、【itenmae.html】だとして、
移転後のドメインとファイル名が【http://www.example.com/itengo.html】の場合の例です。
それぞれご自身のファイル名とドメイン名に差し替えて下さい。

サンプルファイル

上で紹介した最もスタンダードなサンプルファイルを置いておきます。
zipで圧縮してありますので、各々解凍の上でどうぞ。
samplefile

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