多言語化は気をつけないとコンテンツスパム?翻訳記事の扱いについて

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 SEO, スパム

   
 
   

サイトを多言語化する際の注意点

2020年開催の東京オリンピックを控え、日本を訪れる観光客向けのサイト準備も重要度が増してきそうなこの頃。
それ以前に、2013年は年間訪日旅行者数が1000万を突破し、今後増加が継続するのでは?と囁かれています。

そこで、飲食店や物販店での店内POPの多言語かも重要ですがWEBサイトの多言語かも重要度が増すでしょう。
特に、訪日前に事前チェックされる業種においては、対応は必須です。

多言語化を進めるべき業種

いくつか王道的な業種やターゲットを列挙したいと思います。

    • 宿泊施設
    • 通信サービス(LTE、wifiレンタルなど)
    • グルメ(郷土料理)
    • 自然(世界遺産など)
    • 文化遺産
    • 車やバイクのレンタル
    • 船やタクシー等の移動手段
    • 土産品<

/ul>

サイトの多言語化って同一コンテンツ扱いを受けないの?

まず結論から言って、同一の内容だが言語が異なるだけのコンテンツは重複コンテンツです。
ただし、ユーザーにとって得意とする言語で書かれていることは利便性の面で非常に重要であり、検索エンジンからはじかれることはユーザーの利益に反するでしょう。

ただ、この考えは「ユーザーの検索する言語や地域」がサイトの主言語と異なる場合にのみ価値が高まる訳です。
これ、ガラケーサイトと考え方が凄い似ています。

同一のコンテンツだが、ページURLやデザインが異なる。
それはユーザーの保有する端末がガラパゴス携帯であった場合においては、ページを分けてあることがユーザーの利益となると似ています。

そうだ!hreflangタグ使おう!

日本語サイトに、英語や中国語、ドイツ語などのページを追加する場合にはこの”hreflangタグ”を使うようにしましょう。

このタグ、どういったタグかと言えば、
ページに対し、対象とする言語や地域を明記するタグ
です。

いくつか例を挙げてみましょう。

ドイツ語で書いたページは/doitsu/ですよ
<link rel="alternate" hreflang="de" href="http://example.com/doitsu/" />

メキシコに住む人向けで英語で書かれているページは/mekisikotonohikaku/ですよ
<link rel="alternate" hreflang="en-MX" href="http://example.com/mekisikotonohikaku/" />

このように利用します。
読者の国や地域を指定し、言語を指定することは検索語句に加え、ユーザーの潜在ニーズを含めたページとなりますから、ユーザーにとって有益なページといえるでしょう。

なぜ潜在ニーズを含めたページになるの?

あなたがこれから海外のどこかへ旅行するとしましょう。
旅行先でwifiを使いたいと思っており、事前に調査をWEBでしていたとします。

  1. 英語で申し込み方法や料金が書かれており、米国のパスポートのイラストが描かれているサイト
  2. ドイツ語で書かれており、wifiの通信速度例にdocomoやau、softbankの各サービスを挙げているサイト
  3. 日本語で書かれており、日本のパスポートを提示することで借りられることや日本国内サービスとの比較コンテンツがあるサイト

あまりに圧倒的勝利の3番ですが、言語のほか文化や習慣、分かりやすい例示を行う上で地域性は無視できません。

あなたがお寿司屋さんであれば、わさびの辛さを指定した地域の代表的な辛い料理と比較するのもよいでしょう。
あなたが屋外施設のサイト管理者であれば、指定した地域との気温差をコンテンツにするのも良いでしょう。

読者(サイト閲覧者)の地域を指定し、言語を指定し最適なコンテンツを用意することは他社との差別化、さらには読者すら気付いていなかった有益な情報の提供を可能とします。

是非この記事を参考に、地域や言語別ページの作成に挑戦してみて下さい。

 

関連記事

発リンクは多いとダメ?

【SEO要素】発リンクは多すぎるとペナルティーを受けるのか

2009年頃までは発リンクはページあたり100本までと言われていました。というのも、Goog

記事を読む

良いSEO会社の選定方法

目的にあったSEO業者の選び方

社内で実施せず外部に委託しようとなった際、どのように業者選定をすると良いのでしょうか。 SEO

記事を読む

リンクネットワークって何?

リンクネットワークとは?SEOスパムに無意識に参加するリスク

知らずにリンクネットワークとつながり、手動スパム判定を受けることのないよう注意が必要です。

記事を読む

2016年最新SEOトレンドは、この4つをおさえるべし

2016年も始まって2週間。やっと今年1記事目の高橋です。 今年もよろしくお願いします。

記事を読む

スマホ検索の順位変動はまだ?

モバイルフレンドリー要素が組み込まれる日時について

今日という日。4/21はGoogleが宣言したXデーです。(Xデーという言葉が合っているかは別と

記事を読む

地域名SEOに再注目!

地域名でSEO!ドアウェイページが一掃されてチャンス到来?

商圏エリアが限られるビジネスをされている方々に朗報です。 地域に根ざした商売をする方にとってプ

記事を読む

SEO社内研修を選ぶなら

SEO研修で学ぶべき技術

今回は、SEO研修を導入する際に知っておくと良い点を分かりやすく説明したいと思います。 そ

記事を読む

タイトルの文字数が多いとSEOで不利?

SEO効果の高いタイトル文字数は?

ここでは、ページタイトルの文字数を取り上げます。 検索結果上でいかに高いクリック率を獲得す

記事を読む

内部リンクの最適化方法は?

内部リンクを最適化しよう(実務者用ハイレベル)

今回は前回の2014/09/26のパンダアップデートについて(Googleアップデート)の最

記事を読む

サイトの信頼性を高めるページを整備しよう

ウェブサイトの信頼性向上を達成させ、アクセスを増やす方法

Googleの順位決定要素には、ウェブサイトの信頼性やウェブサイト管理者の信頼性を評価する考

記事を読む

 
 
no image
2022年サーチエンジンマーケティングと周辺の話

明けましておめでとうございます。2022年です。前回から2年経過です

2020年トレンド
2020年のSEOトレンド

明けましておめでとうございます。(いまさら!)毎年書いていた年始め

2019年のSEO
2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと

Googleの個人名「ナレッジパネルの認証を受ける」の申請方法・編集

Googleで個人名検索をした際に表示される「ナレッジパネル

検索意図ドリル
コンテンツマーケティング関連本「検索意図ドリル」書きました。

ドリルを書きました。 「は?ドリル?あの漢字とかの?」 こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑