リンクネットワークとは?SEOスパムに無意識に参加するリスク

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 SEO, スパム

   
 
   

リンクネットワークって何?

知らずにリンクネットワークとつながり、手動スパム判定を受けることのないよう注意が必要です。

リンクネットワークとは?

リンクネットワークとは、指定サイトの検索順位を上げるためやページランクを上げるためにリンクを供給するリンク元サイト群を指します。
通常、効果を大きくするために多くのサイトをリンク元サイト群とすることや複数のサイトオーナーが参加してリンク群を構築することからリンクネットワークと呼ばれています。

Googleはリンク操作によりランキング操作を行うことを禁止していますから、リンクネットワークはGoogleのガイドラインに違反する行為となります。

リンクネットワークの種類

どのような種類があるかを挙げて、見ていきましょう。

1社での構築

SEO会社などが1社で数百、数千のサイト群を構築するタイプ。

複数社での構築

HP制作会社の顧客間やコンサル会社の顧客間で行われた相互リンクがリンクネットワークとみなされるタイプ。

相互リンクシステムによる構築

相互リンクの申請や設置をシステムで行う場合、プログラムの導入企業のみの参加となり自然とリンクネットワーク化されるタイプ。

有料テキスト広告

nofollowを付けない有料テキスト広告をうたっているサービスはこのタイプに分類されます。

リンクネットワークとの距離

あなたがリンクネットワークに参加しているつもりがなくとも、リンクネットワークの一部と見なされたり、協力関係にあると判断される可能性があります。
このリスクを考える上で、ネットワークとの『距離』は重要です。
距離とは、次の各項を確認することで見えてきます。

  • リンク先サイトがリンクネットワークに参加している(よりリンクを受けている)
  • リンク先サイトがリンクネットワークに対しリンクを供給している
  • あなたのサイトがリンクネットワークよりリンクを受けている
  • あなたのサイトと似通った被リンクパターンのサイトがリンクネットワークに参加している

あなたのサイトからリンクを送った先が悪さをしていたり、あなたのサイトへリンクをはったサイトが悪さをしていれば疑われるのは当然です。
しかし実際にはそれだけではなく、
あなたのサイト → サイトA → 悪いサイトB
この形では、サイトAからBへのリンク効果を高めるリンクをはったあなたのサイトにも影響が及ぶ場合があります

通常のサイトD → 通常のサイトE → 悪いサイトF
通常のサイトD → 通常のサイトE → 悪いサイトG
通常のサイトD → 通常のサイトE → あなたのサイト

この場合では、関連性が高くパターンに当てはまるあなたのサイトも悪意のあるサイトと判断される可能性があります

被リンクは注意だけではどうしようもない

ガイドラインを守っていたにも関わらず、第三者のリンクによりスパム判定を受けるリスクは存在します。
※GoogleはネガティブSEOは出来ないと発信していますが、実際には順位が落ちてしまうケースが存在します。
このリスクを最小限にするには、ウェブマスターツールへの登録を行い、被リンクを定期的にチェックし、危険だと判断したリンクを否認する他ありません。
※リンクの否認はサイトの順位やトラフィックに大きな影響を与える設定のため、非常に慎重に行う必要があります。

あなたのサイトを守るためのまとめ

  • リンクを送り合うグループに参加することは危険
  • 相互リンク募集掲示板等で相互リンク先を募ることは危険(相互リンクが非推奨)
  • 相互リンクを積極的にしているサイトへリンクを送ることはリスクになる
  • あなたのサイトへリンクを供給するサイトを定期的にチェックするべき
 

関連記事

上位表示されない!困った!

サイトやブログが上位表示されない時、初めに確認すべき5つのこと

あなたのサイトやブログは上位表示していますか? サイト全体で狙っているキーワード、ページ単

記事を読む

内部リンクの最適化方法は?

内部リンクを最適化しよう(実務者用ハイレベル)

今回は前回の2014/09/26のパンダアップデートについて(Googleアップデート)の最

記事を読む

URLにwwwはつけるべき?

URLはwww.があったほうがSEO効果が高い?

一昔前、ウェブサイトは大企業しか作っていない頃のお話。 この頃はウェブサイトはwww.exam

記事を読む

メタディスクリプションのSEO効果って?

SEO目的のmeta description(メタ ディスクリプション)はやめにしないか?

この記事は、meta descriptionタグのSEO効果とアクセスアップについて記述して

記事を読む

2019年のSEO

2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと思います。情報を丁寧に書こうと

記事を読む

2016年最新SEOトレンドは、この4つをおさえるべし

2016年も始まって2週間。やっと今年1記事目の高橋です。 今年もよろしくお願いします。

記事を読む

Googleのガイドラインとは?

Googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみた

この記事はGoogleのガイドラインに違反し、インデックス削除を含むペナルティを受けた人の役

記事を読む

SEO案件のご相談を頂くために大切なこと

多くのSEO案件をご相談・ご依頼頂けるようになった理由

私のようなSEO屋でも、ご相談・ご依頼くださるクライアント様がいらっしゃいます。 有難い事に、

記事を読む

キーワードの作り方と選び方

キーワードの作成と選定

今回は、コンテンツを作成する際に『どのキーワードで上位表示を目指すか』のキーワードについてで

記事を読む

Google検索に引っかからない時の対処法

検索に引っかからない時、サイト管理者が確認すべきこと

あなたのサイト(ホームページ)やブログが検索エンジンに引っかからない場合、このポストにそいチ

記事を読む

 
 
no image
2022年サーチエンジンマーケティングと周辺の話

明けましておめでとうございます。2022年です。前回から2年経過です

2020年トレンド
2020年のSEOトレンド

明けましておめでとうございます。(いまさら!)毎年書いていた年始め

2019年のSEO
2019年のSEO。私が頑張りたい4要素。

昨年(2018年)は書くのを忘れました。今年は書いておこうと

Googleの個人名「ナレッジパネルの認証を受ける」の申請方法・編集

Googleで個人名検索をした際に表示される「ナレッジパネル

検索意図ドリル
コンテンツマーケティング関連本「検索意図ドリル」書きました。

ドリルを書きました。 「は?ドリル?あの漢字とかの?」 こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑