リンクネットワークとは?SEOスパムに無意識に参加するリスク
知らずにリンクネットワークとつながり、手動スパム判定を受けることのないよう注意が必要です。
リンクネットワークとは?
リンクネットワークとは、指定サイトの検索順位を上げるためやページランクを上げるためにリンクを供給するリンク元サイト群を指します。
通常、効果を大きくするために多くのサイトをリンク元サイト群とすることや複数のサイトオーナーが参加してリンク群を構築することからリンクネットワークと呼ばれています。
Googleはリンク操作によりランキング操作を行うことを禁止していますから、リンクネットワークはGoogleのガイドラインに違反する行為となります。
リンクネットワークの種類
どのような種類があるかを挙げて、見ていきましょう。
1社での構築
SEO会社などが1社で数百、数千のサイト群を構築するタイプ。
複数社での構築
HP制作会社の顧客間やコンサル会社の顧客間で行われた相互リンクがリンクネットワークとみなされるタイプ。
相互リンクシステムによる構築
相互リンクの申請や設置をシステムで行う場合、プログラムの導入企業のみの参加となり自然とリンクネットワーク化されるタイプ。
有料テキスト広告
nofollowを付けない有料テキスト広告をうたっているサービスはこのタイプに分類されます。
リンクネットワークとの距離
あなたがリンクネットワークに参加しているつもりがなくとも、リンクネットワークの一部と見なされたり、協力関係にあると判断される可能性があります。
このリスクを考える上で、ネットワークとの『距離』は重要です。
距離とは、次の各項を確認することで見えてきます。
- リンク先サイトがリンクネットワークに参加している(よりリンクを受けている)
- リンク先サイトがリンクネットワークに対しリンクを供給している
- あなたのサイトがリンクネットワークよりリンクを受けている
- あなたのサイトと似通った被リンクパターンのサイトがリンクネットワークに参加している
あなたのサイトからリンクを送った先が悪さをしていたり、あなたのサイトへリンクをはったサイトが悪さをしていれば疑われるのは当然です。
しかし実際にはそれだけではなく、
あなたのサイト → サイトA → 悪いサイトB
この形では、サイトAからBへのリンク効果を高めるリンクをはったあなたのサイトにも影響が及ぶ場合があります。
通常のサイトD → 通常のサイトE → 悪いサイトF
通常のサイトD → 通常のサイトE → 悪いサイトG
通常のサイトD → 通常のサイトE → あなたのサイト
この場合では、関連性が高くパターンに当てはまるあなたのサイトも悪意のあるサイトと判断される可能性があります。
被リンクは注意だけではどうしようもない
ガイドラインを守っていたにも関わらず、第三者のリンクによりスパム判定を受けるリスクは存在します。
※GoogleはネガティブSEOは出来ないと発信していますが、実際には順位が落ちてしまうケースが存在します。
このリスクを最小限にするには、ウェブマスターツールへの登録を行い、被リンクを定期的にチェックし、危険だと判断したリンクを否認する他ありません。
※リンクの否認はサイトの順位やトラフィックに大きな影響を与える設定のため、非常に慎重に行う必要があります。
あなたのサイトを守るためのまとめ
- リンクを送り合うグループに参加することは危険
- 相互リンク募集掲示板等で相互リンク先を募ることは危険(相互リンクが非推奨)
- 相互リンクを積極的にしているサイトへリンクを送ることはリスクになる
- あなたのサイトへリンクを供給するサイトを定期的にチェックするべき
関連記事
-
-
激安料金のSEOサービスにはリスクが伴う
激安価格のSEOサービスはなぜ超低価格で販売が出来るのか。 このカラクリをご紹介します。
-
-
ブログの更新頻度を上げるとSEO対策効果も上がる?トップページの場合には?
あなたがブログを定期更新している場合にはきっと更新頻度で一度は悩んだことでしょう。 また、
-
-
SEO対策会社を比較する際に知っておくべき3つの視点
あなたがこれから、SEOを外注しようと考えているなら次の3つのことを知っておくと良いでしょう
-
-
Googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみた
この記事はGoogleのガイドラインに違反し、インデックス削除を含むペナルティを受けた人の役
-
-
外部SEO対策の方法(ホワイトとブラック)
SEOには、内部と外部がありますね。 内部対策は地道にサイト編集することでより良く最適化さ
-
-
SEOとキーワード数(メタタグ・タイトル・1ページ内)の正しい設計
この記事は、ご自身でサイト上位表示に取り組む方向けの内容です。 htmlタグのお話が登場します
-
-
2017年のSEOトレンド予測と重点対策ポイント
2017年に注力すべきSEO領域、新たにキャッチアップすべきSEO要素、SEOの歴史を振り返りな
-
-
コンテンツ設計におけるサーチインテント(検索意図)と本質的な希望の違い
最近では、ウェブサイトの構築・メディアサイトの構築時に、各キーワードの検索数や難易度、ページ単位
-
-
地域名でSEO!ドアウェイページが一掃されてチャンス到来?
商圏エリアが限られるビジネスをされている方々に朗報です。 地域に根ざした商売をする方にとってプ
-
-
多くのSEO案件をご相談・ご依頼頂けるようになった理由
私のようなSEO屋でも、ご相談・ご依頼くださるクライアント様がいらっしゃいます。 有難い事に、