リスティング広告費用はいくらから始めるべきか？

ひとつベースとなる考え方に最適なリスティング広告費用の算出方法にて書かせて頂いた
1件成約あたりのコスト×月間目標成約件数
という考え方があります。

では、サイトのオープン時であり費用対効果よりもサイトの知名度を高める目的であったり、リピーターを増やすフェーズであったり、1成約あたりのコストや月間目標が曖昧な状態の場合にはどのような算出が望ましいのでしょうか。

このようなケースでは、出稿を予定するキーワードでのクリック単価×1000をひとつの指標にし考えると良いかと思います。

成果ポイントを深いポイント（よりキャッシュに変化するポイントに近い状態を成果ポイントに定める）に定める場合やその反対のケース、商材の価格、市場規模により一概には言えませんがCVRを1%として考えた場合、100クリックで1コンバージョンですので、その10倍となる1000クリックをひとつのテスト数値にすると良いでしょう。

CVRの高低を加味し、CVRが1%を超えるであろうキーワードでは流しこむ総クリック数を抑える、CVRが1%を割るであろうキーワードではクリック数を増やすなどし、月間で10CVをベースにした設定に調整することも良いでしょう。

リスティングの効果、相性をチェックする段階では？

リスティングの費用対効果を試したい、リスティングでの相性を見たいといったケースが考えられます。
この場合に、1CV相当のクリックのみを流し込んだ場合、平均的な数値を得ることは非常に難しいため、コンバージョンが発生しなかったり、極端に高いCVRが測定され後の運営に悪影響を及ぼす場合もあります。

テストに多くの予算を割けない場合には成果測定のポイントを簡易な内容に変更し、実施るとよいでしょう。
具体的には、申し込みフォームの送信数をCVとして計測するのではなく、資料請求フォームの送信数や問い合わせ数、メルマガ登録数などひとつふたつ購入前アクションを成果ポイントにし10件の成果を得やすい条件にしテストを行うと良いでしょう。