AdWordsに追加されたコールアウトには何を書くべきか(制限文字数内で)

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 リスティング

   
 
   

コールアウトの効果的な使い方

2014年夏に追加された、AdWordsの広告文下に表示される「コールアウト」をご存知でしょうか?
簡単に言えば、あなたのサービスの魅力を広告の下に表示できるというもの。

この機能追加で広告のクリック率が高まり、広告経由でより多くの見込顧客獲得に貢献するのでしょう。
(恥ずかしながら自社出稿の広告ではあまり積極活用出来ていない現状。)
オーガニックのみ(自然検索のみで広告をうたない人)で集客する人にすれば悪い知らせかもしれません。

今回はSEO視点も混じえつつ、コールアウトにどんな項目を記載しようかといったお話。

まずはコールアウトの概要

コールアウトは広告表示オプションです。
住所表示オプションや電話番号表示オプションの仲間です。
ですから設定は、広告表示オプションタブから行います。(広告グループ単位、キャンペーン単位、アカウント単位のいずれでも設定可。)

パソコンやタブレットの検索では:2~4個表示される
スマホ(ガラケー除く)検索では:~4個表示される
掲載に別途費用が掛かるものではありません。

コールアウトの文字数

コールアウトの文字数は半角25文字以内です。(全角では12文字以内)

禁止事項:この点に注意!

文字数を守ることが前提に、AdWordsで禁止する連続句読点や記号の使用も注意しましょう。
コールアウトでは、「!」や「。。。」といった表現が禁止されています。

またキーワードの挿入機能も使えませんので、
お得な{keyword:セール品}
といった設定は出来ません。

そして、重要度が高い点として、広告文と重複が起きないように設定する必要があります。
広告分でもコールアウトでも「送料無料」をうたうことは出来ないということですね。

詳しくは、Google公式の広告の下にコールアウトを表示するも合わせてどうぞ。

コールアウトの利用目的

Googleは公式に、次のように説明しています。

  • ショップ、商品、サービスの特長を知らせる
  • 広告のメッセージを補強し、クリック数を増やす
  • ショップやサービスのさまざまなメリットを示す

マーケターとして、基本中の基本である商品理解(サービス理解)をしっかり行うよう言われた気分です。

ユーザーにとって価値あるコンテンツを作る際に意識する「ページにとどまらせる要素」と非常に似た考え方です。
広告にいかに惹きつけるかを考える際に、メリットや選択することで得られる利益を打ち出すことはコンテンツにおけるキャッチコピーと似た要素だと感じたわけです。

コンテンツであれば、導入しないリスクや損失を訴えることも方法としてありますが、ここでは(Google公式)触れられていません。

メリットや強みを考えるヒント

思いつくものを箇条書きにします。ご参考になれば。
君は魅力で溢れているよ

  • 価格(安い、最安、具体的な金額)
  • 割引率(定価からの割引率、%や割)
  • 送料(一律で安価、無料、一定額購入で無料)
  • 特典(おまけが付く、次回安くなるクーポン、ラッピングが無料)
  • 希少性(在庫残り僅か、次回入荷未定)
  • 人気(前回は完売、利用者評価で星多い)
  • リピート率(リピート利用者が多い)
  • メディアで紹介された(雑誌に出た、テレビで紹介された)
  • トライアル(お試し版、初回割引)
  • 新鮮(採れたてであること、初物である)
  • 老舗(歴史が古い、販売歴が長い)
  • 商品表彰歴(賞をとった、勤評会で優秀だった)
  • 会社表彰歴(人間国宝、行政認定を受けた)
  • 安全性(食品の安全基準、管理方法)
  • 社会的信用(上場している、経営革新計画が承認された)
  • 資格(国家資格、民間資格、特殊技能)
  • 締め切り(受付が終了間際である、定員に到達間近である)
  • 専門性(専門店であること)
  • アフターフォロー(購入後のフォロー、修理対応)
  • 利用シーンの提案(誰と、いつ、どこで、どのように)

あなたの広告でも使えそうなヒントはありましたか?
コールアウトを上手に使って、クリック率を高められるよう改善を続けていきましょう。

 

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