リスティングの広告文改善で品質スコア(品質インデックス)を上げるには
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最終更新日:2015/06/08
リスティング
リスティング広告の基礎知識を少しおさらいしましょう。
AdWordsの掲載順位は、
入札クリック単価 × 品質スコア = 掲載順位を決定するスコア
となります。
品質スコア(Yahoo!での品質インデックス)が改善されると、クリック単価を下げ、掲載順位を上げます。
つまり、品質スコアの改善は少ない費用で多くのアクセスを獲得できる最も重要な最適化作業となります。
品質スコアを改善するには次の要素を最適化する必要があります。
- クリック率
- 広告出稿キーワードと広告文の関連性
- 広告文とサイトの関連性
- サイトの利便性
ここでは、広告文の編集に限って品質スコアの改善策を見て行きましょう。
1:クリック率を高める広告文を目指す
クリック率を高めるには、魅力的な広告文の作成が必要です。
あなたの商材、サービスの優位性を前面に出した広告文を作成しましょう。
優位性は提供スピードかもしれません。価格かもしれません。立地、サポート、独自性等多角度から自社商材を見つめなおし、魅力を伝えサイトを閲覧したい、もっと詳細を知りたいと思わせる広告文を準備しましょう。
また、検索キーワードとマッチした単語部分はボールド表示(太字表示)されます。
これは視覚的に優位であり、クリック率を上げる要素です。
2:キーワードにマッチした広告文を目指す
ほぼ前項の1と重複となりますが、検索キーワードを含めた広告文を用意することと検索ユーザーの探している情報を準備していることを表す広告文にすることが望まれます。
ただし、次項の3で触れますが検索ユーザーの希望する情報を準備出来ていないサイトへリンクする場合、いくら優れた広告文を準備してもそれは偽りでしかありません。
関連性の高い情報ページを準備出来ない場合、該当キーワードでの広告出稿を見直すか、ページの改修(または新設)を行う必要があろうかと思います。
3:広告文にあったページヘリンクする
検索キーワードから検索ユーザーの欲しがっている情報を読み解き、その情報がある旨を広告文に記載します。
広告文で述べた情報があるページヘリンクを設置することが理想です。
『くだもの 通販』のキーワード検索ユーザーに対しては販売中のくだもの一覧ページへ誘導することでニーズを満たすことが可能ですが、『桃 通販』で検索するユーザーにくだもの一覧ページを表示させることはユーザーの真の要望にかなっていません。ここでは桃の商品詳細ページヘ誘導するか、桃の品種一覧ページへ誘導することが望ましいでしょう。
また、桃を扱っていない果物店が『桃 通販』キーワードに広告を掲載した場合、『桃の含まれない果物一覧ページ』へ誘導するほかありません。
これは検索キーワードと広告文とリンク先ページがマッチしていない状態であり、品質スコアを下げる要因です。
それ以前に、売る商品がないキーワードで広告を出すことは大きな損失です。
※ただし、検索ユーザーのニーズを別商品で満たすことが可能であればこの限りではありません。品質スコアは上がりにくいかと思いますが、薪を求めるユーザーに原木と斧を販売することでニーズを満たすのであれば出稿がNGではないでしょう。
4:利便性の高いページヘリンクする
なんとも曖昧な表現ですが、Googleの言葉を引用するならば
- 関連性が高く有用で独創性のあるコンテンツ
- 透明性と正確さ
- 操作性
が求められます。
是非次の点を意識し自社のサイトをチェックして下さい。
- 商材の比較を行っているユーザーにあなたの商材の独自性をわかりやすく伝えていますか?
- 検索意図に合致したコンテンツを素早く発見すること、読みやすいページになっていますか?
- 法令を順守し、特商法や個人情報保護方針をわかりやすく明示していますか?
- ユーザーはスムーズに問い合わせをすることが出来ますか?
- 広告リンク先ページを読んだユーザーが疑問や不安に思ったケースを想定し、解決コンテンツを用意または解決コンテンツページヘのリンクがわかりやすく設置されていますか?
- 読みにくいフォントサイズ、フォントカラーは採用されていませんか?
- ポップアップやリンク切れなど、ユーザー行動に悪影響を与える仕組みはありませんか?
以上、広告文を改善し品質スコアひいては広告スコアを改善する方法を見てきました。
一部公式では明示されていない内容が含まれておりますが、検索ユーザーの求める情報を素早く提供するという基本に立ち返り、より良いサイトへのブラッシュアップにお役立て下さい。
補足
1と2については、意図しないキーワードでの広告出稿を行うことでマッチしない広告文を表示させているとの読み取り方も出来るかと思います。
話を簡単にするため、例を挙げてみましょう。
キーワード『居酒屋 新宿』の部分一致で広告を出稿していた場合、『居酒屋 新宿 バイト』のクエリで広告が表示される可能性があります。
顧客の来店を促す広告文で出稿していたら、検索ニーズとのミスマッチが発生します。
これはクリック率を下げたり、検索キーワードとの関連性を下げるため広告の品質スコアを下げる要素に成り得ます。
広告文見直しの際、除外キーワードの設定についても確認してみましょう。
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