コンテンツ マーケティングとは?
コンテンツ・マーケティングはB2Bにおいても、B2Cにおいても有力な販促手法だと考えています。
本投稿では、
『コンテンツ マーケティングってよく分からないけど、興味ある』
『うちで取り組むには、何から考えたら良いのだろう』
といった方々に役立つものになっています。
私の考えるコンテンツ・マーケティングとは何か?
正確な言葉の定義については多くのマーケターやブロガーが語っていますのでそちらに任せるとして、私の考えるコンテンツ・マーケティングとは次のものです。
- 検索者に無償で正確な情報を提供すること
- ブランドや編集者に親近感や信頼感を抱いてもらうこと
- 有益だと感じたユーザーに口コミしてもらうこと
結果、サイト全体としてオーソリティーを高めることがコンテンツマーケティングだと思っています。
恐らく、コンテンツマーケティングの正しい定義は『コンテンツを提供し、多くの見込顧客と接点を持ち、購買へ繋げていく』といったニュアンスを掲げているかと思います。
当然この定義は正しく、否定する必要もないのですが、私が実務をしていて疑問に思うのは、
どこから見込顧客が来たの?
ということ。
広告や既存メディアから大量のトラフィックを流し込めるのであれば、一般的な定義のマーケティングとして成立しますが、資本も薄く、既存のメディアを持っていない中小企業がはじめてコンテンツマーケティングにトライする際には、僅かな来訪者が新しい来訪者を連れてきてくれる仕組みづくりが非常に重要です。
そういったことから、『口コミしてもらう』ことの重要性と、『サイト全体のオーソリティー』に言及しました。
※オーソリティーとは、権威や信頼性との意味あいです。オーソリティーの高いサイトとは、多くの被リンクやSNSで話題に上がるサイトを指し、該当のジャンルにおける有名なサイトです。
コンテンツ・マーケティングを始めるには?
これから自社も取り組んでみようとお思いの方も多いことでしょう。
では、何から手を付けるのが良いでしょうか?
何を発信するのか決める
あれもこれも欲張らずに、はじめのうちはある程度ジャンルを絞りましょう。
絞りすぎを心配する必要はありません。
ITについて、グルメについて、車についてでは広すぎると思います。
これからはじめてのコンテンツマーケティングに挑戦するならば、もっともっと絞り込んだほうが良いでしょう。
あなたは何の日本一ですか?
あなたは何で人より多くの失敗をしたことがありますか?
あなたは何に多くの時間を使っていますか?
きっと良い題材が見つかるはずです。
誰に見てもらうコンテンツを作るのか
まずはじめに考えたいのが、『誰に』コンテンツを届けるかです。
ペルソナを設定することもひとつですし、実際にあなたのサービスや商品を愛用してくれている既存顧客をペルソナ像にするのも良いでしょう。
ペルソナとは:企業が提供する製品・サービスのもっとも重要で象徴的なユーザモデルのこと。そのモデルを作ることをペルソナデザインという。 wikipediaより引用
あなたが作るサイトがパソコンに関する内容であれば、OSやグラボの意味を知っているユーザーなのかそうでないのかといった用語を含めたリテラシー(理解度)から設定するのも良いでしょう。
どういった語句で検索する人を対象にするか
対象者が決まったら、次は具体的な作成コンテンツについて考えます。
あなたがドライバーについて書こうと思っている場合、いくつかの切り口が考えられます。
・ドライバーとは何か
・ネジを回す器具といえば
・マイナスとプラスのあるものの名前
これらは、どれもドライバーについて記述する場合のタイトル(切り口)です。
つまり、
・ドライバー とは
・ネジ 回す 器具
・マイナス プラス 名前
このような検索語句に対して、コンテンツを提供することになります。
まずは『どんな検索語句に対してコンテンツを用意するか』を考えてみましょう。
検索語句をリストアップするコツ
ひとつ簡単なテクニックをご紹介しましょう。
あなたが書こうとしているジャンルにおける先駆者のサイトを見つけます。
先駆者のサイトから単語を抽出してみましょう。
こんなツールもあります。http://ohotuku.jp/keyword_ratio/
URL欄に先駆者のサイトURLを入れて、チェックを押しましょう。
サイト内で多く使われている単語が並ぶと思います。
この単語をメモ帳やエクセルなどに貼り付け、分析しましょう。
当然、1ページだけでなく他のページでもチェックしたり、他の先駆者のサイトを調査してみると良いでしょう。
多くの単語リストが溜まってくると、共通する語句や登場頻度の高い単語が見つかると思います。
それはきっと大切な単語です。
実際の検索語句にするには
大切な単語は見つかりましたか?
見つかったならば、次のサイトにその単語を入れてみましょう。
http://goodkeyword.net/
キーワードを入力し、検索ボタンを押したらしばし待ちましょう。
多くの検索語句が得られましたか?
ここまでの流れと、集まった語句リストを精製する作業については後日にも別ポストで図解説明を行う予定です。
興味があれば、このページをブクマして定期的に見に来て下さい。
追記20150126:キーワードの作成と選定記事に具体的な手法を図解入りでアップしました。
サイトのファンとの繋がり方
サイト公開間もない頃は、検索エンジンからのアクセスも非常に少ないでしょう。
暫くの間はなかなかアクセスがぐぐんとは増えません。
ここで最も大切にしたいのは、サイト創成期のコアなファンです。
彼らとの繋がりを持つことは重要です。
繋がりはtwitterで相互フォローかもしれません。
サイトのfacebookページを作って、いいねを押して貰うことかもしれません。
RSSを購読してもらうのか、メルマガ登録なのか最適な形態は扱うコンテンツによりことなるでしょう。
最適な繋がりを考えてみましょう。
(薄毛や不妊といったデリケートな問題を扱う場合にはfacebookページのような実名SNSは相性が悪いかもしれないといった具合に最適なサービスを考えましょう。)
よし、後は箱を用意して評価されるコンテンツを作るだけだ!
箱とは、サイトやブログのことですね。
では評価されるコンテンツとは?
・・・・・・
検索ユーザーの検索意図をくむことが評価されるコンテンツを作成するコツです!
今日はここまで。
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