辞書コンテンツの終わりの始まり?SEOニュース
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最終更新日:2015/06/08
ニュース
以前より、コンテンツの拡充を行う際にアイデア不足が原因で用語集追加を選択する事例について注意喚起してきました。
というのも、1サイトよりも信用力のある辞書メーカーサイトやwikipediaが無料で利用できる現在、今更設置する辞書コンテンツに価値はあるのだろうか?といった疑問があるのです。
検索エンジンが食物繊維量を教えてくれる時代に
12/18より、Google検索で食品に含まれる栄養成分量を確認できるサービスが始まりました。
試しに、冬といえばコタツとみかんだろ!ということで、「みかん」との複合で様々なキーワードを検索してみました。
みかん カロリー
みかん 脂質
みかん コレステロール
みかん ナトリウム
みかん カリウム
みかん 炭水化物
みかん 食物繊維
みかん ビタミンC
みかん マグネシウム
凄いですね。もはや成分表をコンテンツにしたサイトを覗くことすら不要になりました。
念のため、私の食物繊維量も確認してみました。
Googleさんさすがです。
辞書コンテンツの課題
答えがひとつとなるコンテンツはどうしてもコンテンツが重複します。
特に言葉の定義を扱うだけでは重複率が極端に高くなることは避けられません。
コンテンツのオリジナリティーを保つ方法や独自性とは何なのか、アフィリエイトサイト用な商材販売元ではないケースでの独自コンテンツ構築あたりは非常に私自身関心の強いジャンルです。
リライトではなく、独自性を追求した辞書コンテンツとは
一括りに辞書コンテンツと呼んでいますが、ここでの辞書コンテンツとは正解が明確なひとつであることを指しています。
では独自性を追求する上で、考えられるコンテンツとはどういったものでしょう。
不正解を多く挙げるコンテンツ
ひとつの可能性として、正解が一つであるから不正解を掲載することが考えられます。
一例として、
【単語】が【愛想】だったとした場合、言葉の意味は「人との接し方や好感を与える接し方」といったものとなると思います。
これだけでは独自性のないコンテンツのみのページです。
そこで、間違った使い方を挙げてみると良いと思います。
・愛想を振りまく
周りの多くの人と好印象を与える接し方をしており、積極的に周囲の者と触れ合う様子っぽい言葉ですが、この言葉は存在しません。正しくは愛嬌をふりまくですね。
単語のようなものよりも考え方や解釈が複数ある文章を取り上げる場合には、より多角度で誤った例を作ることが出来ると思います。
画像や動画でのコンテンツ
文字だけがコンテンツではありません。
画像ではSEO面でどうなの?といった意見もありますが、現在のアルゴリズムを見る限り、価値ある画像コンテンツは評価を受けています。
※やはりテキストに比べると劣る部分もあります、これも事実。
単語の美しい筆文字画像や、花文字画像、該当の漢字を書いている動画もコンテンツになると思います。
コンテンツは戦略の時代へ
ここまで独自性の高い辞書コンテンツを作ることの難しさ含め触れてきました。
辞書コンテンツを足すという選択肢を選ぶことが戦略ミスであると考えるならば、必要なことはコンテンツ作成の戦略です。
独自性やニーズ、コンテンツの種類を事前に挙げ、正確な定規で個々のコンテンツを評価し、効果的なコンテンツ追加の戦略を事前に練る必要性は徐々に高まることでしょう。
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