WEBライターが収入を増やすには、SEOライターの上を目指すべき

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 コンテンツ

ウェブライターの報酬を増やすには?

もしあなたが、WEBメディア向けや企業サイト向けのライティングをしているのなら、数分で読めるこの記事を一読頂きたい。

webライターの報酬相場は1記事数百円から、高いものでも2千円程度と紙媒体のお仕事に比べ報酬が安いことを問題視する記事などを何度となく目にしてきました。
今回は、『なぜ安いのか』→『発注者もっと払えよ』ではなくて、
『なぜ安いのか』→『こういう記事を書けば、報酬は高額だよ』というお話です。

紙媒体とWEBでの報酬差

私が考える報酬差の主原因は、それぞれのメディアがどこから収入を得ているかと想定する読者数にあると考えています。
■雑誌の収入
・雑誌売上
・広告収入
■雑誌の販売数
有名な雑誌の発行部数例

・週刊現代:521,667
・週刊文春:694,347
・MEN’S NON・NO:133,334
・PRESIDENT:308,250
一般社団法人日本雑誌協会 2014/10~2014/12 データ引用

■ウェブメディアの収入
・広告収入

雑誌は、数十万人がお金を出して雑誌を購入し閲覧する前提で作成されています。(予算を組むとの意。)
万人受けするコンテンツや大きく部数を伸ばせるコンテンツに偏りざるを得ない状況と引き換えに、安定的な売上と部数増加に伴った広告収入を得ることが出来るようになります。
ですから、紙媒体でも特に部数の多い雑誌ではライティング費用(原稿料)がウェブと比較し高額であるのはこの為です。

反対にウェブメディアの場合、数十万人がお金を出して閲覧するメディアを例示できないのが現状です。
※月に数百円~千円程支払うメルマガやブロマガで読者数が10万人を超えるメディアを聞いたことがありません。あの有名な堀江さんのメルマガが1.5万人?
しかも、多くのウェブメディアは純広告ではなくAdsenseを始めとしたコンテンツ連動型広告から収入を得ています。
これは極端にジャンルやテーマを絞らない限り、1PVあたり0.1~0.5円ほどの広告収入にしかなりません。

そこで提案したいのは、広告収入以外の目的をもったサイト向けのライティング

ここまで雑誌との比較をされることが多かったWEBライティングですが、コンテンツを無料で提示し、広告収入を得るビジネスモデルである以上、現在の価格差を埋めることは非常に難しいと考えます。
※現在では雑誌広告がウェブ広告と比較され、結果廃刊に追い込まれる雑誌が急増していることから、雑誌のお仕事が安泰とも言えなくなっています。

では、広告収入を目的としないサイトとはどのようなサイトでしょう

商材の活用シーンを提案するメディア

販売している商品やサービスを活用するシーンや解決できる問題を提示し、商品やサービスの消費を促すメディアです。
具体例をあげると分かりやすいかと思います。
kagome_mediaこれはカゴメ株式会社のレシピサイトです。
同社が販売するトマトピューレやケチャップを使ったレシピを多数公開しています。
主婦がレシピを参考にすることで、自社商品が消費される目的で運営されていますから、広告収入という視点はありません。


ajinomoto_mediaこちらも食品の大手、味の素株式会社のレシピサイトです。
炊き込みご飯や煮物が同社人気商品の『ほんだし』を使用することで美味しくできることを紹介しています。
こちらも広告収入という視点はありません。

画像クリックで、各社レシピサイトへ移動します。

疑問に答えるブランディング

ユーザーが抱えているであろう疑問や都市伝説!?にスポットをあてて、ひとつずつ解決していくメディアです。
見込顧客に対し、疑問への答えを提供することで、信頼感を与えブランディング効果を期待します
lion_mediaこれはライオン株式会社が提供するリディアというメディアです。
ある記事では、米のとぎ汁や米ぬかで洗うと油汚れは落ちやすいのか実験を公開しています。
またある記事では、肉をコーラに漬けて柔らかくなるかの実験を公開しています。(キウイフルーツで柔らかくなるって話を聞いたことがあるような・・・)
ライオン社の顧客である主婦層が疑問に思い検索するであろうテーマに合わせて、コンテンツを用意していることが特徴です。
記事を読んだ私も『これだけ研究熱心なライオン社の洗剤や漂白剤は綺麗になりそう』とのイメージを持ちました。
これが狙いであって、こちらも広告収入という視点はありません。

サイト価値を高める、育てる

ドメインを育てると言うと分かりやすいでしょうか?
ルートドメインTOPでは、ビジネスの本題を扱い、下部ディレクトリでオウンドメディアを展開するタイプです。
メディアとして支持を受けると、同時にサイト全体の評価も高まり、TOPページのキーワード検索順位も上昇する施策です。
nasuhuru_mediaナースフルらいふという株式会社リクルートメディカルキャリアが運営するサイトです。
看護師であり、転職を考えているユーザーが欲しいと感じる情報や不安に思う点の答えを中心にしたメディアです。
下層ページがリンクを受けることでサイト全体の評価が高まる今日のアルゴリズムを考慮した作りになっています。
(※トップにばかりリンクが集まるよりも分散されることを評価する仕組み)
このサイトの狙いは、見込顧客との接触やブランディング効果もさることながら、サイト全体でのSEO効果を考えて設計されている点に注目です。
ここ最近のリクルート社はウェブサイトをメディア化しようと考えているようです。
先日、リクルートHDコーポレートサイトがメディア化されたのもこの流れではと思っています。

答え:クライアントのビジネスを理解した企画と価値

ここまでのお話で、大切なことはクライアントのビジネスに寄与するコンテンツ企画や、コンテンツが提供できる価値にあることを理解できたかと思います。

全然理解出来ねーよ!というあなたに

ここで挙げてきた記事は、
・記事を読んでその会社の商品を使ったら、数十円の売上に繋がる
・この記事を読んでブランドイメージが改善された
・この記事がシェアされた結果、サイトのメインキーワードでの順位がアップした
このような効果を目的に、その対価として報酬を支払います。

つまり、何文字だからいくらではありません。
広告収入がいくら見込めるから、いくらではありません。
当然、PVが増えることで効果は高まるといって大きく誤ってはいませんが、PVに対する価値が異なります。
ページヘ訪れたユーザーが広告をクリックして価値を成すのか、ページを訪れて記事を読んでくれたことで価値を成すのかの違いです。
少し大袈裟な表現ですが、広告クリック率が1%であれば、広告収入を目的にしたサイトと、そうでないサイトではトラフィックの価値が100倍違います。

トラフィック価値を大きく感じてくれるメディアに対し記事提供することが報酬に影響するというお話です。

購買に繋がる原稿が書ける。商品の魅力を引き出す原稿が書ける

前半2項で紹介してきました商品の販売拡大に貢献する原稿を書けることや、ブランディング効果をうたえる原稿を準備できる事はライティングに対する成果を大きく評価してもらえるようになるでしょう。

多くの場合でクライアントのサービスや商品を正しく理解していることが前提になるライティングです。
一般的なクライアントであれば、優良な記事を上げてきたライターに引き続き発注したいと考えるのが妥当です。
特に自社サービスを理解することに時間を要するビジネスであれば、追加発注分から報酬が増額となるケースも多いです。

検索エンジンに評価される記事を書ける

サイト全体の検索エンジン評価を高める目的で作成されるコンテンツであれば、サイトの主題にあった評価される記事を書くことで報酬単価は上がる場合があります。
多くのサイト管理者やディレクターはコンテンツを評価する指針を持っていたり、記事単位で順位の推移を確認しています。
結果が良好なライターにより多く依頼したいと考えることは自然で、結果として仕事量が増加します。
一般にSEOライターと呼ばれるウェブライターはこの技能を持ったライターだと言えます。
(名乗っているだけで、実力が伴わないライターが多くいることも事実です。)

ライターは記事書きではなく、コンテンツ作者になるべき

こんな感じで記事書いて!このキーワードを含めて記事書いて!を受けるのではなく、
クライアントのサイト価値を高めるためにコンテンツ企画を作る
を受けることで報酬はグンッと上がります。
実際に多い相場として、コンテンツの1企画(仮に10記事とした場合)に対し10万円前後の依頼は多いと感じています。
クライアントとのディレクションやウェブページにする製作工程の管理まで出来るとさらに報酬が高額になります。

書く人から成果に貢献したり、コンテンツ戦略を描ける人に

指定されたテーマでたらたら原稿を書くだけであれば、年収200万円も難しいのではないでしょうか?

Onward Searchというアメリカの企業が調査した年収に関するデータがあります。
ニューヨークで働く
SEOライター:39,000ドル~96,000ドル
コンテンツ戦略家:84,000ドル~121,000ドル

マイアミで働く
SEOライター:30,000ドル~73,000ドル
コンテンツ戦略家:64,000ドル~93,000ドル

今日(2015/03/21)のドル円相場が120円/ドル前後ですから、NYのSEOライターは468万円~1152万円でコンテンツの戦略を練る専門家で1008万円~1452万円のサラリーを得ているそうです。
実際の求人を見ていても、米国サウスカロライナ州でSEOライター募集=55,000ドルなんて数字が平均的ですから、上記の幅は実際の数字に近いものだと思います。

日本国内においても、SEOライターの報酬相場やコンテンツ企画職の相場感は近いと思います。
※実際の日本の相場は2割減といったところでしょうか。職種別の比率は近いと思います。
※年収数値参考:onwardsearch/indeed

大切なことをもう一度

ライター報酬を伸ばすには、
・このコンテンツがクライアントの売上アップに繋がるかを考える視点
・このコンテンツがクライアントサイトの対検索エンジン評価アップに繋がるかの視点
・クライアントが求めるコンテンツと検索ニーズのあるコンテンツを両立させる企画かを考える視点

これらが出来るだけであなたの作るコンテンツは価値が上昇します。
あとは、価値があることを正しく伝えさえすれば、報酬は伸びます。

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