相互リンクをSEO効果目的でするとペナルティーを受けるのか?2015年現在
サイトを立ち上げて間もない頃、少しでも効果があればと相互リンク獲得に躍起になるサイトオーナーがいます。
2015年現在、相互リンクはSEO効果があるのか、はたまたペナルティーを受けるだけなのか、この辺りをスッキリさせたいと思います。
相互リンクには2種類ある
相互リンクの言葉の定義についてですが、
『相互にリンクを張りあうこと』が相互リンクだと思います。つまり、
■パターン1
A『私のサイトからリンク張ったから、リンク貼り返して』
B『OK!張ったよ』
■パターン2
A『非常に参考になるサイトがあります、このテーマの権威であるBサイトです。』
B『先日、このサイトを紹介してくれたAサイトですが、私の説明よりも初心者さんに分かりやすいですよ』
この2パターンはどちらも相互リンクです。
違いは、パターン1はリンク交換を目的にした相互リンクです。
パターン2は優良サイトの紹介であり、リンク交換を目的としていません。
この2種類があることを覚えておきましょう。
リンク交換はアウトです。
念の為確認しましょう。
リンク交換はアウトです。
Googleも公式に
過剰なリンク交換
を禁止しています。どこからが過剰でどこまでがセーフかを攻めることも結構ですが、リンク交換そのものを行わないべきだと言えますね。
実際に、過剰な相互リンクは放置されたリンク集ページからのリンク同様にウェブマスターツール上で警告を受けた例が多数確認されています。
- リンク売買
- リンク交換
- リンク集登録
はリスクが非常に高い行為です。
インデックス削除もあります
実際に、ページランクを得ることを目的にした過剰相互リンクサイトを構築しました。
リンク交換プログラムやリンク交換ページを設けているサイトと積極的なリンク交換を行いました。
結果、約2000本のリンク交換を行いPRは3になったところでスパム判定を受け、検索結果から消えました。
この数字はケース・バイ・ケースかと思いますので参考にはなりませんが、インデックス削除が起きた事実が重要だと思います。
結論:リンク交換(相互リンク)はやめておきましょう
相互リンクページを設けているならば、すぐに削除しましょう。
相互リンクしているサイトにも削除した旨、伝える必要があるかもしれません。
もしあなたのサイトやブログを紹介してくれているサイトがあった場合、あなたがそのサイトへリンクをはり返すことに問題はありません。
これは相互リンク関係になりますが、リンクの交換が目的ではありませんから、スパム判定リスクを高めることはありません。
ただ、間違ってもやってはいけないのは、リンク集ページからリンクをすることです。取引先一覧や代理店一覧をリンク集形式で作成しているサイトを稀に見ます。
相互リンク用のページと誤認しますから、人が利用しやすい有意義なリストページに作り変えましょう。
もし、無価値な相互リンクページと誤認するようなページからリンクを受けた場合には放っておきましょう。
通常このような価値の薄いリンクは僅かにプラスに働きます。マイナスに働くことは原則ありません。
2010年位までは相互リンクも効果があったんですが、現在は効果以上にリスクがありますから、やっちゃダメ!絶対。
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