激安料金のSEOサービスにはリスクが伴う
激安価格のSEOサービスはなぜ超低価格で販売が出来るのか。
このカラクリをご紹介します。
月間数千円のSEOサービスの正体
ほぼ9割の格安SEOサービスは外部リンクサービスです。
いわゆる有料リンク販売です。(有料リンクはGoogleのガイドライン違反です。)
では、よく聞く「サーバーIPをCクラスで100%分散したオールドドメインリンク」を100IP分(100リンク)販売する際の原価をご存知でしょうか?
1ユーザーあたり500円/月くらいです。そうです100本のリンクで月に500円もかかりません。
これを数千円で販売するのが一般的な激安SEOの正体です。
メールでのサポートや順位測定サービスをつけたり、フォーラムへの参加権を付けるなど付加価値はサービスにより様々ですが、サービスの本質は500円です。
驚愕のサービスを見つけた!
もう2014年の師走ですが、まだ販売している方がいるんですね。正直とても驚きました。
- 中小検索エンジン登録
- リンク集登録
これはこのブログを訪れるリテラシーの高い方であれば利用されることはないと思いますが、念のため言っておきます。
絶対に手を出さないで下さい。登録データを消すために膨大な時間と費用を払うことが確定する行為です。気をつけて下さい。
激安だけど内部も外部もコンテンツSEOもやってくれるの?
先日面白いお話を伺いました。
内部対策も外部対策もコンテンツSEOもやってくれるサービスが、月に約1万円ほどの料金と超激安なんだそうです。
興味半分で1サイト依頼したそうで、そのサイトを見せて頂きました。
内部対策は、タイトルタグとメタタグ、altタグを見なおしてくれたそうです。
一般的な設定をしていたので、直すところはないと言われたそうです。
外部については一般的な独自ドメインの日本語サテライトからリンク供給、そしてコンテンツSEOは数ヶ月で50ページほど追加を行ったそうです。
訪問者に読まれたらコンバージョン率がガタ落ちしそうなペラッペラ激安記事で、読んでみて非常に面白かったです。
複数のライターが書いているものと思われますが、内容が少々専門的であることから毎度「***というのを私は知らなかったので少し調べてみました」といった書き出しになっていました。
ロープライス・ハイリスク・ローリターン
やはり安価なリンクでの自作自演は限界に来ていると思います。
数百文字で数百円の記事はコンテンツとは呼べません。
ペンギンやパンダから肩を叩かれないか怯えながら効果の薄いSEOにトライするのではなく、
Googleも検索者も自社も喜ぶホワイトハットなSEOに労力を向けて頂きたいと思います。
ペナルティー判定を受け、インデックス削除されるリスクが多大にあります。
検索結果から永久に葬り去られるリスクはあまりに高すぎます。
無価値なコンテンツを量産し、ページを水増ししてもアップデート毎に順位が乱高下し、会社イメージやブランド価値を捨てる行為にしかなりません。
激安サービスを利用する際は、リスクとリターンを再確認するようにしましょう。
関連記事
-
内部リンクを最適化しよう(実務者用ハイレベル)
今回は前回の2014/09/26のパンダアップデートについて(Googleアップデート)の最
-
モバイルフレンドリー要素が組み込まれる日時について
今日という日。4/21はGoogleが宣言したXデーです。(Xデーという言葉が合っているかは別と
-
SEOに効く404エラーページを作成しよう!WordPress設定の仕方も
古いページを削除したため404エラーが発生している場合や、誰かが張ってくれたリンクのパスが誤
-
h1タグのSEO効果。実験してみたらこうだったな話
タイトルタグの重要性は調査するまでもなく超重要ですが、見出しタグの効果はどうも実感できないと
-
SEOスパム?守るべき背景色と文字色の明度差
先日、googleガイドラインって何?Googleガイドラインを完結にまとめてみたにおいて、
-
ヤフー検索の虫眼鏡はどんな仕組み?
新年明けましておめでとうございます。 今年も検索エンジンマーケティングに関するポストを様々
-
ドアページとはスパム行為なの?
ドアページを大量に生成し検索エンジン経由でのアクセスを得ようとするサイト管理者は今でこそほと
-
コンテンツSEOセミナーへのご参加ありがとうございました。
昨日(2015年2月24日火曜日)コンテンツSEOセミナーを開催させて頂きました。 急な開
-
レスポンシブデザインはSEOに有利?WordPress等のCMSでは?
この記事は、既に保有するサイトをレスポンシブ化しようか、または新規作成するサイトをレスポンシ
-
SEO効果の高い【良い記事】と【悪い記事】
どうも。忙しぶって記事更新をしない高橋です。 約1ヶ月ぶりです。 今回は、記事(≒コンテ